蹄関節炎(podarthritis) ~ 原因・症状・治療法

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蹄関節の損傷あるいは捻挫などによっておこります。


急性漿液性および化膿性関節炎、ならびに変形性関節症が発生します。

蹄関節炎の原因



蹄冠躡傷あるいは踏創によって蹄関節包が染毒する場合は、化膿性蹄関節炎をおこします。また捻挫では、急性漿液性炎あるいは慢性変形性関節症を発します。


装蹄失宜や関節の異常刺激によっても発炎することがあります。

蹄関節炎の症状



いずれの場合も支跛を呈し、蹄関節の他動運動によって疼痛を訴えます。


特に化膿性炎症の場合は、蹄冠部に炎症性浮腫あるいはフレグモーネをおこし、指動脈拍動が強くなります。


捻挫や装蹄失宜などによるものは初期に漿液性炎を生じ、慢性に移行するものでは骨瘤を形成して変形性関節症(関節癒着)を生じます。


本症は蹄叉の鉗圧によって疼痛を発しますが、診断にはさらにX線検査を必要とします。

蹄関節炎の治療法



化膿性炎症の場合は、化膿創の療法に準じます。


無菌性の炎症に対しては、蹄鉄を除去して安静を旨とし、初期は蹄冠部の冷罨法を、また慢性に移行したものは温罨法・皮膚刺激薬の塗擦、あるいは点状焼烙をほどこします。

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キジと水鳥 仲田幸男
キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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