サルファ剤(sulfa drugs, sulfonamides) ~ サルファ剤の抗菌スペクトルは広く、リケッチア、全ての細菌、原虫に及ぶ

サルファ剤は古くから用いられてきた科学療法薬ですが、人体用としてはあまり用いられなくなり、動物での使用が主体になっています。 これは、サルファ...

記事を読む

アニリン誘導体・ピラゾロン誘導体・スルピリン・フェニルブタゾンについて

アニリン誘導体 この系の薬物はアスピリンと同程度の下熱鎮痛作用を示しますが、抗炎症作用は弱い。 フェナセチン(phenacetin)...

記事を読む

フルニキシン(flunixin) ~ 馬、犬猫の鎮痛下熱消炎や牛の大腸菌乳房炎(内毒素血症)の対症治療

フルニキシンはニコチン酸の誘導体で、動物専用の鎮痛抗炎症薬です。通常メグルミン(メチルグルカミン)塩で用います。 フルニキシンはどの動物種でも...

記事を読む

物置を鶏小屋として流用しています

物置を鶏小屋として使っています。なぜ物置にしたのか?まず、害獣被害に遭わないような頑丈なものでないといけない、ネズミに侵入されない、糞の掃除...

記事を読む

糖質コルチコイド、ヒドロコルチゾン(hydrocortisone) ~ ヒドロコルチゾンはショックの治療薬として用いられます

抗炎症作用を持つステロイドは糖質コルチコイドです。副腎皮質の主な糖質コルチコイドには動物種差があり、ヒト・犬・豚では糖質コルチコイド活性の大部分がコルチ...

記事を読む

サルチル酸誘導体 ~ この系の代表的薬物はアスピリンで古くから下熱鎮痛薬として熱性疾病の治療に用いられる

この系の代表的薬物はアスピリンですが、下熱作用・鎮痛作用・抗炎症作用を併せ持っており、古くから下熱鎮痛薬として熱性疾病の治療に用いられてきました。 ...

記事を読む

ステロイド系抗炎症薬(消炎ステロイド、合成皮質ホルモン薬)

体内皮質ホルモンであるヒドロコルチゾンを大量投与すると抗炎症作用を示しますが、副作用が強く現れるために使用が制約されます。 このため、誘導体を...

記事を読む

炎症とその媒介物質 ~ 炎症とは有害な刺激に対して動物組織が共通的に示す一連の局所反応

炎症の病態 炎症とは有害な刺激に対して動物組織が共通的に示す一連の局所反応です。 この反応では ●刺激を受けて...

記事を読む

ACTH ~ アミノ酸33個からなる分子量約4千のポリペプチド

分泌 下垂体からのACTH分泌が多くなる原因としては死戦期、感染、外科手術、出産、寒冷などのストレスが挙げられますが、血中皮質ホルモン...

記事を読む

抗コクシジウム薬(coccidiostats) ~ 最も大きな被害を与える種は盲腸に寄生する盲腸コクシジウム

鶏のコクシジウム症はEimeria属原虫による疾病で、常在性で多発性の疾病です。 鶏に寄生するEimeria属には9種が知られていますが、経済...

記事を読む

抗タイレリア薬(drugs for theileriosis) ~ 駆虫薬としては、8-アミノキノリン誘導体が有効

本邦で重要なタイレリア病は牛の小型ピロプラズマ病であり、育成牧場に多い。マダニ駆除や輪牧によって予防し、また発病個体を治療している。 駆虫薬と...

記事を読む

その他の原虫疾患に用いる薬物

●鶏ロイコチトゾーン(chicken leucocytozoonosis) 鶏ロイコチトゾーンの感染による鶏の重要疾病で、発生すれば経済的...

記事を読む

抗トキソプラズマ薬(drugs for toxoplasmosis) ~ 予防治療が必要な動物は豚、犬猫

トキソプラズマは多くの動物種に寄生しますが、予防治療が必要な動物は豚、犬猫です。 現在用いられている薬剤は増殖型細胞に有効ですが被嚢型原虫には...

記事を読む

吸虫駆虫薬(antitrematodal drugs) ~ 吸虫駆虫薬としては主として牛の肝蛭症に有効な薬剤が用いられている

牛の肝蛭駆虫薬 本邦における家畜の吸虫症では牛の肝蛭症(かんてつしょう)だけが多発疾病です。したがって吸虫駆虫薬としては主として牛の肝蛭症に有...

記事を読む

抗バベシア薬(drugs for babesiosis) ~ 駆虫薬としてはジアミジン誘導体が有効

本邦におけるバベシア病は牛(Babesia ovata,B.bigemina,B.bovis)と犬(B.canis,B.gibsoni)に発生します。牛...

記事を読む

家畜に寄生する主要原虫一覧

鶏 ●盲腸コクシジウム(Eimeria tenella) 汚染常在、孵化後数日で発症、高致死率、要予防 ●小腸コクシジウム(Eim...

記事を読む

有機リン化合物(organophosphorus compounds) ~ 鳥類に対しては毒性が強いので用いられない

有機リン剤は、その中程度毒性化合物の徐放性製剤や低毒性化合物が駆虫剤として用いられています。 体内動態 有機リン化合物は吸収性のよい...

記事を読む

その他の線虫駆虫薬について

●ピペラジン(piperazine) この薬物は水への溶解性が良い。安定性が悪いので各種の酸との塩として用いる。 生体内動態...

記事を読む

四水素ピリミジン類(tetrahydropyrimidines) ~ 馬では円虫類への駆虫効果が高い・馬胃虫や馬バエ幼虫には無効

ピランテルとモランテルが知られており、前者はヒトの回虫症の第1選択薬となっています。後者は動物専用薬です。 ●ピランテル(pyrantel...

記事を読む

条虫駆虫薬(anticestodal drugs) ~ 条虫の駆虫が必要となるのは主として犬猫

条虫の駆虫が必要となるのは主として犬猫です。 馬の葉状条虫も多数寄生では問題になりますが、条虫駆虫薬は高価ですから有用性がない。国外では安価な...

記事を読む

糸状虫症に用いられる薬物について

犬糸状虫症は本邦における多発病の一つですので、その駆虫薬は重要医薬品となっています。使用薬物については虫の発育段階によって異なります。 成虫駆...

記事を読む

イミダゾチアゾール類(imidazothiazoles) ~ レバミゾールは消化管内寄生虫と肺虫に対して強い駆虫作用を示す

レバミゾール 多くの動物に寄生する寄生虫に広範囲な殺滅効果を示し、また高等動物に対して免疫調節作用をもつ薬物として知られています。 ...

記事を読む

イベルメクチン(ivermectin):マクロライド系駆虫・殺虫薬 ~ 多くの昆虫・ダニに対しても殺虫効果がありますが、無効である種も散見される

放線菌が生産する殺虫性物質アベルメクチン(avermectin)の科学誘導体。 大型ラクトン環が母核となっているが抗菌性はない。 科...

記事を読む

アミノ配糖体抗生物質(aminoglycoside antibiotics) ~ 低濃度を飼料添加して長期にわたって投与を続ける方法に用いる

この系の抗生物質のうち、ハイグロマイシンBとデストマイシンAは抗菌性以外に駆虫作用を持っている。 ハイグロマイシンB(hygromycin B...

記事を読む

舌虫症(症状・予防) ~ 犬舌虫の成虫は犬、キツネなどイヌ科の食肉動物の鼻腔内に寄生

犬舌虫の成虫は犬、キツネなどイヌ科の食肉動物の鼻腔内に寄生し、約2年間は生存しており、鼻汁や分泌物を、ときに血液を食べると考えられています。 ...

記事を読む

ベンツイミダゾール(benzimidazoles) ~ この系の薬物は有効スペクトルが広く、安全性も高い

この系の薬物は有効スペクトルが広く、安全性も高い。 代表薬はチアベンダゾールです。 チアベンダゾール(tiabendazole,ti...

記事を読む

駆虫薬について ~ 体内に寄生する線虫、条虫、吸虫を駆除する目的の薬物

駆虫薬は体内に寄生する蠕虫類、即ち線虫・条虫・吸虫を駆除する目的の薬物です。蠕虫のうち線虫と条虫のおおくは、消化管内に寄生していますが、吸虫類および一部...

記事を読む

皮膚ハエウジ症(症状・防除) ~ 皮膚ハエウジ症の予防には、常に動物の健康状態・創傷や皮膚病に注意し、速やかに治療する

皮膚ハエウジ症はハエ幼虫の皮膚寄生に原因する疾病であり、クロバエ科、ニクバエ科、イエバエ科その他の幼虫が関係します。 特にクロバエ科の幼虫が主...

記事を読む

ツメダニ症(症状・防除) ~ ツメダニ症は犬、猫に発生が知られています

ツメダニ症は本邦にも犬、猫に発生が知られています。犬からの報告が多く、C.yasguriに原因しています。猫での報告は少なく、原因ダニとして、C.bla...

記事を読む

毛包虫症(症状・予防) ~ 毛包虫は毛包、皮脂腺に寄生し急性・慢性の皮膚炎を発生させる

毛包虫症は犬に最も多発し、牛、馬、山羊、豚、めん羊、猫にもみられます。大動物では牛が皮革の経済的損失も含めて重要ですが、他の家畜での重要性は少ない。 ...

記事を読む

疥癬(症状・予防) ~ 激症例では全身脱毛もみられ、全身感染をみる激症慢性例では栄養不良、削痩も現れる

潜伏期は疥癬虫の種類や宿主の感受性によって異なりますが、一般に2~6週間と考えられています。馬に穿孔疥癬虫を人工感染させて17日と24日に発症した。また...

記事を読む

ハイダニ症(症状・防除) ~ 哺乳類の呼吸器系や前頭洞に寄生する

犬に寄生するイヌハイダニは米国(ハワイも含む)、オーストラリア、日本、南アフリカから報告があります。本邦では、千葉県と東京で、各々1例の報告がありますが...

記事を読む

ピロプラズマ症(症状・予防) ~ 発熱、貧血、黄疸によって特徴づけられる家畜の重要な原虫性疾患

ピロプラズマ症は発熱、貧血、黄疸によって特徴づけられる家畜の重要な原虫性疾患です。本邦では牛、犬に発生が多く、特に牛には全土にきわめて高率に分布しており...

記事を読む

ケダニ症(ツツガムシ病)の症状と防除 ~ 一部のツツガムシはヒトを刺してツツガムシ病を伝播します

ツツガムシには多くの種類があり、成虫と若虫は自由生活性の捕食者ですが、ある種の幼虫はヒトや多くの家畜、野生獣、鳥類を刺し、組織液を吸飲して皮膚炎の原因と...

記事を読む

鶏ダニ症(症状・防除) ~ 養鶏上で問題となるのはトリサシダニ類とワクモによる被害

鶏に寄生するダニで重要な種類はワクモとトリサシダニであり、吸血性があって被害が大きい。ワクモは約1mmの小さなダニで、鶏、鳩、家禽、その他の飼鳥、野鳥を...

記事を読む

マダニ症(症状・防除) ~ マダニ類による害は大きく、特に大形の牛、馬などの動物の放牧の際に被害が著しい

ダニが多数寄生すると、局所刺激によって動物は落ち着かず、牛、馬は前肢で地を掻き、あるいは蹴踢して不安状態がみられます。犬では趾間の寄生で跛行します。 ...

記事を読む