
眼瞼の疾患 ~ 眼瞼の損傷・眼瞼の腫瘍・麦粒腫・霰粒腫・眼瞼の浮腫
眼瞼の損傷(traumatic lesions of the eyelids) 原因 馬、犬、牛で転倒、打撲、衝突、咬傷などによって...
眼瞼の損傷(traumatic lesions of the eyelids) 原因 馬、犬、牛で転倒、打撲、衝突、咬傷などによって...
家畜におこる眼の先天性異常 先天性無眼球 名称:anophthalmos congenitus 性状:出生時に眼が完全欠如...
眼窩の外傷(traumatic injuries of the orbit) 原因:衝突、打撲、転倒、蹴傷、咬傷、褥瘡などによっておこることが...
特殊診断法 新しい理学的知識、技術の発達につれて、検査部位、目的などに合わせて、種々な眼科用器具、器材が考案され、ますます精密な診断が可能とな...
虹彩および瞳孔(iris and pupil) まず自然光で、主として虹彩の表面の性状、色、位置および光線に対する瞳孔の反応などについて観察す...
角膜(cornea) 角膜の変化は一般に視診によって、大要を観察できますが、さらに詳細に関しては、特殊人工光線を用いて、斜照法または細隙燈顕微...
眼瞼(eyelid) 眼瞼の異常は一般に視診によって、大体の診断がつけられることが多いので、注意深く観察する必要があります。まず50cm内外の...
病歴(anamnesis) 一般外科診断と同様、性別、年齢、種類、産地および従来の全身的疾患について調査することは、診断上有力な手掛かりを与え...
眼球内膜(tunica interna bulbi) 網膜(retina):網膜は毛様体の内後縁より硝子体のほとんど全面を包み、網膜視部par...
強膜(sclera) 眼球の外部を包む強靭な白色不透明な膜で、主として膠原線維および弾力線維よりなり、眼球の形状保持と、正確な焦点の形成に役立...
眼窩(orbit) 側頭骨、前頭骨、涙骨、頬骨などにかこまれた漏斗状の眼球を入れる洞を眼窩といいます。馬および反芻獣の眼窩縁は完全な骨輪によっ...
角の損傷(affections of the horns) 牛、羊の角は洞角cavicornと呼ばれる。前頭骨の角突起proc. cornua...
顔面の軟部組織の損傷(injuries of the facial region) 原因:①打撲、蹴傷、衝突、転倒、飼槽、厩舎の鈎または釘によ...
皮膚形成外科は、再建外科reconstructive surgeryの一環をなすもので、その範囲、定義もはなはだ複雑多岐ですが、一般に、外傷、熱傷、手術...
猫の皮膚好酸球性肉芽腫(cutaneous eosinophilic granuloma in cats) 猫の腹部、臀部、後軀、趾間などいろ...
膿瘍 膿瘍とは、限局性化膿性炎によって局所の組織が融解して、膿(膿汁)pusが貯留した状態をいう。皮下に発生する瀰漫性の化膿性炎症すなわち蜂窩...
膿皮症 化膿性細菌による皮膚感染症を総称して膿皮症といいます。原発は表皮、毛包(毛嚢)あるいは汗腺などから細菌が侵入したものですが、さらに創傷...
腫瘍と免疫 今日、腫瘍の治療・予防を行う上において、宿主抵抗を増強あるいは回復させることは、医学上重要な意義があるとされ、とくに癌については、...
腫瘍の診断が確定した場合、それが良性腫瘍であるか悪性腫瘍であるかによって治療方法がおのずから異なってくる。良性腫瘍においては、一般に生命にかかわることが...
診断法 腫瘍を正確に診断することは、治療方針の決定および予後の判定上、きわめて重要です。ほかの腫瘤と誤診し、あるいは姑息的な治療を行ったために...
局所的影響 腫瘍それ自体には疼痛はないが、腫瘍の発育に伴う機械的影響によって疼痛を生ずることがあります。体表において大きな腫瘤を形成するときは...
腫瘍の形態 腫瘍の大きさ、色、硬度、ならびに形状はさまざまです。 大きさ 肉眼的にほとんど認められないものから、鶏卵大、拳...
瀉血(刺絡) 套管針、刺絡針などを太い静脈に刺して勢いよく多量の血液を流出させて体外に除去する治療法。馬、牛で頚静脈から2~3l(最大限5l)...
水治療法・罨法(pack) 10℃~15℃の冷水に浸した湿布をたびたび交換する、あるいは湿布に冷水を灌注する冷罨法(cold pack)は、表...
放射線療法 放射線療法は理学的治療法のなかで、独立の一大分野を形成するものですが、ごく簡単に概略をまとめると下記になります。 細胞は...
赤外線療法 赤外線は熱線ともいわれ、可視線よりも波長が長く、生体に吸収されるとそのエネルギーは熱に転化します。赤外線を照射すると、皮膚の発赤、...
低周波電気療法 周波数の低い平流電気を生体に通電して、傷害された運動神経やその支配下にある筋を刺激して興奮をおこさせ、それによって機能の回復を...
悪性腫瘍の化学療法 悪性腫瘍(癌)の治療法には、手術療法、放射線療法および化学療法がありますが、これらは症例によって、単独にあるいは合併して応...
真菌感染症の化学療法 広域抗生物質の長期大量投与の結果として、菌交代現象がおこり、発育を阻害された細菌にかわってCandida(Monilia...
予防的投与 外科的感染症に対する化学療法薬の予防的投与の評価については前述を参照。予防的投与のその他の例としては、伝染病の感染予防(性病、コレ...
用法と用量 化学療法薬がもっとも大きな効果をあげるのは、活発に増殖している細菌に対してであって、食菌作用をうけたものにはほとんど、あるいはまっ...
適正な使用 化学療法薬を適正に使用するため、以下の事項に考慮を払う必要があります。 (1)適応と禁忌 細菌感染症と確実に診...
副作用および副現象 化学療法薬の局所的副作用には、テトラサイクリン系抗生物質の点滴静注の際におこる血栓静脈炎およびテトラサイクリン系、ストレプ...
抗菌スペクトル 各種の被検菌に対する化学療法薬の最小阻止濃度(MIC)の分布系列を、抗菌スペクトル(antibacterial spectru...
吸収、体内分布、排泄 化学療法薬がすぐれた治療効果を発揮するためには、投与された薬が病巣部位に濃厚に供給されるように、投与法、投与量、投与間隔...
外科的感染症と化学療法 著しく進歩、発達した化学療法といえども、しかし決して万能ではないことを銘記しなければなりません。びまん性蜂窩織炎の形を...