鶏の人工孵化

鶏の人工孵化
鶏の人工孵化

ニワトリの体温は40℃ぐらいです。この温度が卵にかかると、卵の胚が発育をはじめて21日目に雛になるわけですから、この温度を人工的な方法で加えても良いわけです。


この理論から考えられたのが人工孵化法です。現在では主に電気が用いられますが、電気でなくても、40℃の温度がいつも加わるようにしておけば良いのです。


中国では籾殻を焼いて、その中で温めて孵化させます。我が国でも以前は石油ランプを用いました。孵卵器は50卵ぐらい入るものから、1回に数千個から1万個も入るものがあります。


卵の位置を変えるために自動的に動く装置もあり、いつも新鮮な空気が送られます。大型の立体孵卵器では、上と下で温度差ができますので、これも均等になるように設計されています。

孵卵器について



大型孵卵器は卵座と発生座に分かれています。上部が卵座で、ここには卵を1個ずつ置くようになっていて、時間によってそれが動き卵の位置が変わります。


これは親鳥による場合は、親鳥が翼で位置を変えます。卵の位置を変えるのは、胚が発育して殻についてしまって死ぬのを防ぐ為です。ここにはいつも新鮮な40℃の温度に温められた空気が通っていて、湿度も60~70%に調節されていますから、卵は順調に発育していきます。


また、停電の時はすぐバッテリーか、発電機に切り替えられるようになっています。21日目になって殻を破り始めたものは、下部の発生座に移され、ここで雛になります。


雛は体毛が乾くと育雛器に移して飼育します。


※孵化のポイントは、孵卵器の温度はできるだけ変化を少なくします。

広告
キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
スポンサーリンク
広告336×280
スポンサーリンク
広告336×280