【別系統】屋外デビュー
天気が良い日には1~2時間程度の日光浴をさせています。鶏(鳥類)は紫外線を浴びることにより、皮膚でビタミンDからD3を合成します。
ビタミンD3は消化管でカルシウムを吸収するのに必要なビタミンで、ビタミンD3が不足すると、結果的にカルシウムも不足し、骨粗しょう症、骨格の異常、軟卵、腎臓の問題を引き起すことがあります。
幼鳥期にビタミンD欠乏症になると成長不良といった問題が生じ、成長期には前述のように骨粗しょう症などの症状が見られるようになります。
また、日光浴は鳥の内分泌腺の機能を正常に保ち、換羽(トヤ)や成長生殖器官の周期的な恒常性を維持すると言われています。つまり、日光浴は鳥が健康な皮膚や骨やクチバシを作るためにはとっても大切。カルシウムと密接な関係にあるビタミンDですが、ビタミンDが欠乏してしまうと、カルシウムへと直接影響が及んでしまいます。
具体的には、「カルシウム欠乏症」が引き起こされたり、骨が脆くなるために骨折の危険性も増すでしょう。
ビタミンD欠乏症は「クル病」や「骨軟化症」とも呼ばれます。