にわとりの熱中症対策や予防
鶏小屋飼育は熱中症対策が必要
最近の記録的な猛暑で小屋飼育の鶏が全滅したとの話を聞きました。
そりゃそうですよね、連日35度を超す気温だと風通しの悪い飼育小屋なんかだと葦簀(よしず)を掛けるとか散水するとかして対策しないと危険ですし、ただでさえ鶏は羽毛を纏っているので尚更熱中症になりやすくなります。
人間と同じですね、自由に行動できる人間でさえエアコンを止めている室内に居るといつの間にか熱中症になって救急搬送されるというニュースを毎日のように観ます。
我が家の鶏は庭に放しているので、日陰の風通しの良い場所で両羽を拡げて体温を冷ましたり、木陰に深くお椀状の穴を掘って砂に潜って暑さを凌いでいます。
経験上、気温が25度を超えると極端に食欲が落ちて鶏も夏バテになり体調を崩しますので、早朝の涼しい時間帯に給餌を済ませる必要があるかとも思いますね。
鶏の夏バテ対策
鶏の夏バテ対策
屋外での放し飼い。コレです。
放し飼いは、鶏の判断で涼しい場所へ避暑できるメリットがありますし、まず熱中症にはなりません。
放し飼いの場合でも状況により日陰の部分などに大量の水を散水します。これは日陰が湿って気化熱により涼しくなります。
食欲不振なんかだとトマトなどの水分を多く含んだ果物などを食べさせると水分補強にもなりますし、カモやニワトリ、カメなんかも良く食べます。さらにビタミン類も豊富なのでおすすめです。
にわとりの熱中症対策や予防
鶏が熱中症になった場合の対処法
我が家の鶏は熱中症になったことがないので実践したことはないのですが、ネットで調べてみるといくつか情報が見つかりましたので紹介しておきます。
熱中症で死にかけている鶏には水は飲ませずホースで水をかけるか、水を汲んだバケツに入れて2~3分体を冷やすとのことです。その後、水気を良く拭き取ってからエアコンの効いた部屋で休ませ体調の回復を待ちます。
荒っぽい方法ですが、一刻を争う事態、体温を下げるのに効果がある筈です。
(愛知県 中央家畜保健衛生所)
熱ストレス ~ 日陰を作って対策しましょう | 水鳥や雉類の飼い方や知識
高温多湿の気象条件では、鶏は特に敏感で熱中症の危険もあります。ニワトリは体温が高く、汗腺がないので、羽の下など羽毛の少ない部分から熱が放散されるように羽を上げているのがよく見られます。また、単純に汗をかくよりも多くのエネルギーを必要とします