尾筋切断術(caudal myotomy or caudal myectomy)
乗馬において、歩行の際に尾を適当な高さに挙げる美容形成の目的ないし垂尾の矯正のため、尾の下制筋すなわち両側の腹側疝尾筋を、その程度に応じて皮下において切断する手術です。
斜尾矯正手術(crooked tail operation)
さまざまな程度の斜尾に対し、通常屈曲側（凹側）の背仙尾筋を、前手術同様に切腱刀を用いて皮下において切断する。
断尾術(amputation of the tail)
馬、犬においては美容形成の目的で、羊では繁殖の目的で、大体生後1～2週の時期にそれぞれ所望の長さに断尾手術を実施します。
齰癖矯正手術(operation for crib-biting)
馬の特異な齰癖に対し、嚥気の癖を暫時休めさせるために、胸骨下顎筋、胸骨舌骨筋、肩甲舌骨筋、胸骨甲状筋をそれぞれ適当な長さに切除する手術です。
牛の吸引癖矯正手術(antisucking operation for cattle)
自身または他の牛の乳頭を吸引する癖で、さまざまな手術法がありますが、そのなかには舌の腹面を舌小体から尖端まで楕円形に切除、縫合して、吸引を止めさせる方法があります。
