ミコアイサ Smew

ミコアイサ
ミコアイサ


アイサ類の最も小形のもので、非常に美しく良い鳥ですが、中々得がたいでしょう。


森林によって囲まれた湖とか、河などで繁殖するのですが、冬季は主として日本の北海道へも飛来します。


北方は開放のツンドラ地帯迄と、南方はシベリヤの森林限界迄繁殖します。


雄は眼の周囲に黒緑色の部分があり、頭、胸、腹は純白で美しいです。


胸の側面に黒緑の条が走っており、脊、腰、尾は黒褐色です。眼の虹彩は赤、嘴と脚は灰色です。


非繁殖期には雌と殆ど同じ羽色、即ち頭と頸のうしろは黒褐色で喉、頸の前は白で、腹も白ですが、脇、扇羽などは灰色です。


ミコアイサは古くから飼育されましたが、繁殖は難しく、唯僅かに数例あるのみです。


餌には兎肉にパンとドッグビスケットを与え、又小魚、川エビなどを捕食させます。
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キジと水鳥 仲田幸男
キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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