馬繁殖障害症候群(Mare reproductive loss syndrome) ~ 妊娠雌馬における流産、死産および虚弱早期死亡子馬の大発生を引き起こす状態



馬繁殖障害症候群 (MRLS) は妊娠雌馬における流産、死産および虚弱早期死亡子馬の大発生を引き起こす状態です。2001年には、ケンタッキー州中部の繁殖牝馬の約25%が数週間以内に流産しました。


いくつかの個々の農場では繁殖牝馬の60%が子馬を流産させていました。


MRLSは、米国ではアメリカオビカレハ(Eastern Tent caterpillars・ETC)およびカレハガ科の蛾の幼虫(Malacosoma americanum) およびオーストラリアでは行列毛虫 (Ochragaster lunifer) の摂取および毛との接触によって引き起こされます。


アメリカオビカレハはブラックチェリー(上溝桜、ウワミズザクラ:Prunus serotina)や他の果樹に頻繁に巣を作る毛虫で、アメリカオビカレハの毛は、摂取時や放牧中に馬の口内に容易に入り込み、細菌感染を引き起こします。


MRLSによる早期流産を起こす雌馬は、通常、妊娠 40日から80日、最大で140日目までに発生します。後期流産は通常、妊娠10ヶ月から満期までの間に観察されます。


MRLSによる流産したほとんどの繁殖牝馬は、同じ繁殖期に再び妊娠することはできませんが、次の繁殖期には正常に繁殖することができます。

症状



●流産

●疝痛

●発熱

●膿性の外陰部分泌物

診断



●病歴

●臨床徴候

●身体診察

●臨床検査

治療



※支持療法

予防



※敷地内に自生するブラックチェリーを撤去する。

※馬、特に妊娠中の雌馬を毛虫に接触させないようにする。

キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
スポンサーリンク
336×280
スポンサーリンク
336×280