酵素標識抗体法:標識抗体法

酵素標識抗体法:標識抗体法
酵素標識抗体法:標識抗体法

単に酵素抗体法とも言います。本法の原理は、FA法と同じです。つまり、蛍光色素で抗体を標識する代わりに、酵素で標識した抗体(酵素標識抗体)を用いて組織内あるいは細胞内に存在する微生物などの抗原性物質を検出する方法


標識に用いる酵素にはペルオキシダーゼ、アルカリフォスファターゼなどが用いられます。本法にはFA法と同様、直接法と間接法があり反応が陽性か陰性かは、酵素の基質を加えて抗原と結合した酵素標識抗体を発色させることによって判定します。


例えば、ペルオキシダーゼの場合は、基質を加えると茶褐色の染色像が顕微鏡下で観察されます。本法の利点は、FA法と違い通常の顕微鏡で反応像を観察できるほかに蛍光色素のように退色がないために、標本を長期に保存できる点です。


本法の変法として、avidin-biotin peroxidase complex method(ABC法)があります。アビジンとビオチンという物質が互いに強く特異的に結合する性質を利用した方法で、反応を行うためには予め一時抗体あるいは二次抗体をビオチン化する必要があります。


ビオチン化抗体の反応後にあらかじめ調整したABC複合体(アビジンとビオチン化したペルオキシダーゼ複合体)を加えることにより、ビオチン化抗体とABC複合体のアビジンが結合します。


この反応も上述したように、ペルオキシダーゼに対する基質を加えることによって可視化されます。この方法の利点は感度の高い点にあります。

広告
キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
スポンサーリンク
広告336×280
スポンサーリンク
広告336×280