シロバナヨウシュチョウセンアサガオ (ダチュラ・ストラモ二ウム:Datura stramonium)は、ナス科チョウセンアサガオ属の一年草で、しばしばソーンアップル(棘のリンゴ)とも呼ばれます。
シロバナヨウシュチョウセンアサガオの葉は柔らかく、長さは20cmほどで不規則な鋸歯があります。茎と葉面は無毛で、茎が緑色のものと暗紫色を帯びるものがあります。
夏から秋にかけて、香りのある6.5~9cm長のトランペット状の花をつけます。
花の色は白からクリーム色またはスミレ色で、花が完全に開花することは稀です。果実は卵型で鋭い棘に覆われています。
成熟した果実はクルミ程の大きさで4室に分かれていて、中に多くの黒い種子が入っていて、独特の臭気を僅かに放ちます。
有毒成分
シロバナヨウシュチョウセンアサガオには、抗コリン作用のあるトロパンアルカロイドが含まれています。つまり、アセチルコリンと呼ばれる重要な化合物の代謝効果を低下させます。
この化合物は筋肉の収縮を刺激し、脳の活動と正常な神経機能にとって重要です。
症状
不穏
食欲不振
抑うつ状態
過度の口渇
呼吸数の増加