ヒュームス雉
北ビルマに産する此の鳥は久しく文明国で飼われていなかったので、太平洋をかつて渡った事がなかったのです。
以前、日本に輸入されて、少数飼われており、又繁殖もカラヤマドリと同様で割り合い容易のようです。
日本より少し早くアメリカへも輸入されました。欧州へは10年程前に輸入されました。
カラヤマドリに非常によく似ていますが、異なる所は頭頂が緑褐色で、頸、胸の上端が黒で、尾はより黒灰色で黒の横縞があることです。
卵はクリーム色がかった白色で、カラヤマドリの卵よりは大きく、孵化日数は24~25日です。
1500mから3000m位の高いところにおり、森林の中、岩石の斜面、雌雄数羽で群れをなして行動していますが、カラヤマドリ程には人を恐れません。