ハブロネマ症(Habronemiasis) ~ 米国南東部に生息する馬が最も頻繁に罹患する寄生性皮膚疾患



ハブロネマ症は、米国南東部に生息する馬が最も頻繁に罹患する寄生性皮膚疾患です。この病気は、2つの異なる形態で現れます。

●結膜ハブロネマ症

●皮膚ハブロネマ症

この病気は、馬胃虫(小口胃虫:(ハブロネマ・マユス:Habronema majus)、ハエ馬胃虫:(ハブロネマ・ムスケ:Habronema muscae)、大口馬胃虫:(ドラスキア・メガストマ:Draschia megastoma))の幼虫が、最近の創傷や馬体の他の湿潤部位(前立腺、眼周囲組織、四肢の遠位部など)に寄生すると、皮膚組織が反応することによって起こります。


幼虫を馬に感染させる中間宿主はハエで、具体的にはイエバエ(ムスカ・ドメスティカ:Musca domestica)、イエバエ(ムスカ・オータムナリス:M.autumnalis)、ウマバエ(ストモキシス・カルシトランス:Stomoxys calcitrans)などが挙げられます。


一部の馬はハブロネマ症に罹患しやすく、毎年繰り返し発症することが多いようです。


この病気の臨床症状は、ピンクまたは赤褐色の肉質、または脂状の外観をしたびらんが発生することで特徴付けられ、時に潰瘍化し、小さな石灰化した米のような黄色の物質を含んでいます。この黄色い物質は、実際には蠕虫の幼虫です。


ハブロネマ症に最もよく罹患する馬の部位は、過去に傷を負った部位、下肢(球節の間の関節)、腹、鞘、顔、眼です。ハブロネマ症は、ハエが最も多く発生する時期に合わせて季節的に発生し、通常は晩春から初秋にかけて発生します。

症状



●治癒しない皮膚病変

●黄色の石灰化した米のような物質

●大きな潰瘍性肉芽腫性病変

診断



●病歴

●臨床兆候

●身体診察

●細胞学

●生検分析

治療



※局所および/または全身ステロイド療法

※イベルメクチン駆虫剤

1回の投与量を口から投与する。

※ハエ対策

※手術

重症の場合、肉芽組織の蓄積を取り除くために必要になることがあります。

予防



※馬にフライコントロールギア(フライマスクやフライシート)を着せる。

※定期的な駆虫の実施

※馬を飼っている場所の糞尿を定期的に除去する。

※適切な廃棄物管理の実践

※重硫酸ナトリウムの馬房への添加

※紫外線トラップを牛舎の入り口付近、床から1~2mのところに設置

※馬に見つかった傷は適切かつ迅速に治療する。

キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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