英語圏ではGoshawkと呼ばれ、Goose Hawkが転じたものだと言われています。 Northern Goshawkという名称が使われるのは他のAfrican Goshawkなどと区別する必要がある場合等が主であるようです。
短距離の追跡時の飛行速度が速いことから、比較的閉ざされた場所での狩りに適した鷹であると言う評価が一般的です。
ハンティング・ウェイトだけでなくフライング・ウェイトのレンジが狭く、ウェイトコントロールが難しい鷹です。
性能を最大限に引き出すためには、ウェイトが完全にコントロールできていたとしても、yarakな状態にするには、狩りの直前には一定時間の据え回しが必要であると言われています。
又、yarakではない状態のオオタカを飛ばすのはlossの危険性を高めます。
ウェイトが高い状態では、簡単な獲物を追っても難しい獲物を追うことは拒否します。
急激にウェイトを下げたり、ベスト・フライング・ウェイトよりも下までウェイトを引き下げることは、しばしば低血糖症を引き起こし、往々にしてそれが痙攣から死につながることもあります。
適切なウェイトまで落とすには、十分な時間をかけて、最大限の注意を払いながら行う必要があります。
このような正確なウェイト・コントロールが要求されることから初心者向きの鷹であるとは言えません。
オオタカはファルコナーに対して強い忍耐力と高いスキルを要求します。
オオタカは、キジやカモ、ノウサギやイタチ、カラスなども狩ることができます。
マニングの初期の段階では長い時間の据え回しはするべきではありません。長時間の据え回しは、むしろオオタカにファルコナーを嫌いにさせてしまいます。
フリーにしてからは、木の上から呼ぶこと、つまり日本で渡りと呼ばれている訓練を続けるのは推奨できません。拳の上から獲物などへと飛ばす機会を増やすべきです。
木の上から拳に呼ぶ訓練は、木の上にいることを好きにさせてしまい、逆に拳の上に居ることを嫌いにさせてしまいます。
木の上からの狩りに成功していると、木の上を離れて拳に戻ることを嫌うようになってしまいます。
その様な場合に、拳に呼び戻すことにこだわるのは時間の無駄です。ルアーなどを使って呼び戻す訓練を十分に積ませておくのが賢明です。
周囲に見知らぬ人などがいる場合には、それを嫌がって拳に戻らないという事もありますので、その様な場合にはその人にその場所を去って貰う必要があります。
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