
糞便検査:寄生虫検査法
消化管寄生性のものでは、糞便中に虫卵、片節、オーシストなどが排出されるので、糞便検査が診断の基本となります。
浮遊法(定性的検査)
糞便の浮遊液を作製し、ショ糖液(グラニュー糖128g+蒸留水100ml)、飽和食塩水などの比重の高い液と混合し、虫卵などを浮遊させて鏡検します。
顕微鏡のコントラストをあげ、焦点はカバーグラス直下に合わせて観察します。
EPG OPG検査法(定量的検査)
一定量の糞便中の虫卵数(EPG)あるいはオーシスト数(OPG)をマックスター計算盤やプランクトン計算盤を用いるか或いはウイスコンシン変法などで算出。
寄生状況や、病勢の判断材料となります。