肝蛭 ~ めん羊、ヤギ、牛のほか馬、豚、ヒトなど多くの哺乳類の胆管に寄生



肝蛭(Fasciola hepatica)、Fasciola属の吸虫は大形で木葉状を呈し、頭円錐が明瞭に突出します。体表には皮棘という鱗片状の突起が密生します。


腸管は良く発達し、外側に多数の分枝を出す。また卵巣も枝状に分岐します。


虫卵はおおきい。


肝蛭の虫体は長さ5cm、幅1.5cmに達します。体の前半部がもっとも幅広く、後方に向かって細まる。虫卵は、125~150 x 70~90㎛、色が黄褐色で、卵細胞が小蓋近くにある点を除けば双口吸虫卵に似ています。


めん羊、ヤギ、牛のほか馬、豚、ヒトなど多くの哺乳類の胆管に寄生しますが、ときに気管支や子宮内に異所寄生することがあります。


おもにヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、アフリカ、東アジアの一部に分布します。


本邦土着のものは本種ではなく、本種はこれらの地域から輸入された動物にみられます。

キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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