馬の円虫症(Cyathostomiasis) ~ 馬の消化器系に寄生する小型の寄生虫



世界の馬に共通する疾患で、馬の消化器系に寄生する小型の寄生虫(線虫類、円虫類:シアトストミンス:Cyathostomins)が原因で発症します。


認識されているCyathostominsの種類は50以上あります。


円虫は、馬の体内や放牧地で長期間にわたって生存することができます。円虫に感染する重要な危険因子は、年齢、季節、そして最後に駆虫薬を投与されてからの経過時間です。


糞便中の卵数が非常に少なく、臨床症状や検査症状も様々であることから、円虫症の診断は難しい。実際の診断には、消化管内に幼虫の存在を確認する必要があります。


円虫の防除方法は、個々の馬の農場に合わせて行う必要があります。


効果的な防除プログラムの目的は、牧草地上の感染性幼虫の数を減らし、円虫の薬剤耐性を遅らせるまたは回避する手段として駆虫薬の治療回数を減らす対策を取り組むべきです。


最近の研究では、伝統的な民族薬物的治療法に由来するいくつかの植物エキスが、円虫の代替防除戦略としての可能性を示しています。


アカシアニロティカ:Acacia nilotica(L.)Delile (アカシア)、Rumex abyssinicus Jacq.、ククミス プロフェタルム:Cucumis prophetarum L.(キュウリの仲間)、アルテミシア・アブシンチウム:Artemisia absinthium L.(ニガヨモギ)、チェノポジウム・アルバム:Chenopodium album L. (シロザ)、ジンジャー・オフィキナーレ・ロスコー:Zingiber officinale Roscoe(ショウガ)などの植物が、顕著な駆虫活性を示しました。

症状



●慢性断続的な下痢

●突然の大量の下痢

●腹部の水腫

●発熱

●突然または慢性の体重減少

●体調不良

●嗜眠

●間欠的な疝痛

●食欲不振

●様々な便の硬さ

診断



●病歴

●臨床兆候

●身体診察

●超音波検査

●便検査

●直腸生検

治療



※モキシデクチン0.4mg/kg体重

※フェンベンダゾール (10mg/kg体重x1日5日間投与後にイベルメクチン0.2mg/kg体重を単回投与)

※支持療法を伴うコルチコステロイド

予防



※定期的な駆虫プログラム

※定期的な便検査

キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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