膵蛭 ~ 牛、めん羊、ヤギ、水牛、豚、ラクダ、サル、ヒト、野ウサギなどの膵管ときに十二指腸に寄生します



膵蛭(ユウトレーマ・パンクレアティクム:Eurytrema pancreaticum)、薄くて木葉状の吸虫で、生時は暗赤色血塊状です。


体の中央から後半にかけて、暗色の虫卵が充満した子宮が蛇行しています。また精巣は分葉します。虫体のおおきさは8~23 x 4~9mm、虫卵は50~80 x 35~40㎛です。


虫卵は暗褐色で、ミラシジウムを含み、ミラシジウムのもつ2個の顆粒塊が卵殻を透して明瞭に認められます。牛、めん羊、ヤギ、水牛、豚、ラクダ、サル、ヒト、野ウサギなどの膵管ときに十二指腸に寄生します。


本来、東・東南アジアに分布するものと思われますが、牛の移動につれて南アメリカ、モーリシャス、マダガスカルなどにも広まりました。


本邦では本州以西・以南に分布し特に九州、四国南部、伊豆七島などの放牧牛におおい。

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