ブドウ球菌感染症 ~ 最も頻度が高い部位はアヒルの足の裏、趾瘤症の合併症として現れる



ブドウ球菌感染症は世界中の家禽でよくみられます。ブドウ球菌属(Staphylococcus属)は36種以上、21亜種から構成され、健康な鳥の皮膚、粘膜および鼻腔に常在します。


しかし、一部の種では、創傷、炎症、足指の爪やくちばしの切除、小手術、注射によるワクチン接種、免疫系の防御障害を引き起こす慢性感染などを介して鳥の体内に侵入すると、病気を引き起こす可能性があります。


症状は鳥の感染部位によって異なります。最も頻度が高い部位は、アヒルの足の裏の足蹠(趾瘤症(しりゅうしょう)の合併症として現れる)、骨、腱鞘、関節です。スタフィロコッカス属(Staphylococcus spp)としばしば関連する症状には以下のものがあります。


●趾瘤症


成体のアヒルに最も多く見られ、足に影響を与える。


●関節炎/滑膜炎


アヒルの関節に影響します。あらゆる年齢のアヒルが罹患しますが、高齢の鳥に最も多くみられます。


●骨髄炎/骨膜炎


アヒルの骨に影響します。 すべての年齢のアヒルに影響を与えますが、高齢のアヒルで最も一般的です。


●急性敗血症


血液に影響を及ぼす病気:高齢のアヒルに最も多くみられますが、どの年齢のアヒルにも影響を及ぼします。

伝播



黄色ブドウ球菌がアヒルに侵入するには、通常、皮膚創傷、炎症を起こした粘膜、または血行性播種を介して行われ、感染の箇所が確立されます。また、ウイルス感染後の防御機能障害が原因によっても発生することもあります。

潜伏期間



黄色ブドウ球菌(S.aureus)感染は潜伏期間が短く、アヒルは通常48~72時間以内に徴候を示します。

症状



●羽根を逆立てる

●翼の下垂

●跛行 びっこ

●歩くのを嫌がる

●発熱

●抑うつ

●無気力

●食欲不振

●関節の腫れ

●産卵低下

治療・サポート



●抗生物質


●皮膚病変の局所治療

予防



※栄養バランスのとれた食餌を与える。

※創傷に迅速かつ正確に対応し治療する。

※けがのリスクを減らす。

※衛生管理を徹底し、定期的に敷料を交換する。

※孵卵器と育すう器は、使用のたびに常に消毒するか燻蒸消毒する。

※鳥のストレスレベルを下げる。

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