腱すべり症 ~ 痛みが生じ、脚に体重をかけることに抵抗が生じます



腱すべり症は、アヒルのアキレス腱 (腓腹筋) が骨の側面から飛び出すことで起こり、痛みが生じ、脚に体重をかけることに抵抗が生じます。


この病気にかかったアヒルは、歩くのが困難で足を引きずっているか、片足を他方の足の上に乗せて連続的に着地しています。また、多くの場合、股関節の周囲に様々な量の腫れがみられます。


アヒルの腱が完全に断裂している場合は、足のつま先がカニの爪の姿勢で下向きに曲がり、棲り木を掴もうとしているように見えます。


アヒルがまだ成長している時期に早期に発見され、迅速に行動を起こせば、状況を好転させることもできますし、少なくとも副子固定による飛節の支持と安定化によって改善することもできます。


開張肢(ベローシス)と混同されやすいかもしれませんが、開張肢の場合は、飛節だけでなく脚全体がずれてしまいます。アヒルの子では、くる病は開張肢と間違われることもありますが、くる病では、腱の偏位ではなく長管骨の変形が原因です。

症状



●突然の跛行の始まり(びっこ)

●脚の回転

●飛節の後方の腫れ

●歩行困難

●横になる時間の増加

●間欠的で重度の跛行(びっこ)があり、その間に軽度の跛行(びっこ)がある

●腱が脱臼するたびに、断続的なパチパチという音が聞こえることがあります。

治療・サポート



●マンガン補給


過剰なカルシウム(カルシウムはマンガンと結合する)を供給しないようにしながら、食餌に追加する。


●副木


早期の症例に有益かも知れません。8の字の包帯が、アヒルを支え安定させるために、飛節の周りに付けられます。


●手術


獣医師が実施し、症状の初期段階で確認された場合は適応となることがあります。


●抗炎症薬


●管理


他の群れのメンバーからアヒルやアヒルの子を隔離管理する。

予防



※水鳥用飼料を与える。

※マンガン欠乏症になる可能性があるので、カルシウムを過剰に摂取させないでください。

※繁殖目的のアヒルの成鳥が、カルシウムを過剰に摂取するのではなく、マンガンを十分に摂取していることを確認する。

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