アヒルの凍傷



アヒルを含む鳥類は、哺乳類と同様に凍傷にかかりやすい。凍傷は、組織の冷却および解凍によって生じる限局性の組織損傷であり、通常は下肢や足などの羽毛のない部位等ですが、ノバリケンは顔に沿って発症しやすい。


寒冷地域に生息するアヒルは凍傷にかかるリスクが高いですが、寒い時期に一日中無防備に放置されているアヒルなどは屋外へ入れるなどの対策が必要です。


凍傷の初期段階では、患部が触れると冷たく感じることがあり、軽度の発赤がみられます。重症度が増すにつれ、炎症(発赤、腫脹、疼痛)の程度も増し、足指から水かきの間に広がり、凍傷の進行した段階では、組織が萎縮して黒くなります。


一度凍傷による組織の損傷が起こると、それを止める方法がなく、最終的には患部組織の喪失につながります。

症状



●感覚欠損

●患肢使用の減少

●浮腫 (むくみ)

●組織の黒色化

●しなびた(ミイラ化した)外観

●立ったり歩いたりできない

治療・サポート



●暖かくする


組織がまだ凍結している場合は、温かいウォーターバスで速やかに再加温する。


●支持療法


患部の皮膚が温まったら、アヒルを静かで快適な部屋で管理し、補助的な熱、場合によっては、輸液、鎮痛剤等で二次感染の治療をします。


●ペントキシフィリン


15mg/kgを8~12時間ごとに2~6週間経口投与すると有用な場合があります。


●局所アロエベラ


単独で、または経口ペントキシフィリンと組み合わせて、組織の生存を大幅に改善することが示されています。

注意



※直火(例えば、ヒートランプやヘアドライヤー)にかけないでください。

※患部をこすらないでください。

※組織を温め直してからアヒルを外に出してはいけません。皮膚組織を解凍して再凍結すると、さらに損傷が大きくなります。

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キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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