クローバー中毒症(Clover Toxicity) ~ クローバーの摂取を原因とする中毒



クローバーの毒性は、タチオランダゲンゲ(立和蘭蓮華) (トリフォリウム・ヒブリドゥム:Trifolium hybridum) またはムラサキツメクサ(紫詰草) (トリフォリウム・プラテンセ:Trifolium pratense) の摂取によって引き起こされます。


この2種のクローバーの摂取に関連する毒性には、光線過敏症と肝不全の2種類があります。


どちらの種類のクローバーも北米各地の牧草地に見られ、寒冷気候で水はけの悪い粘土質の土壌で最もよく生育します。


タチオランダゲンゲ(トリフォリウム・ヒブリドゥム:Trifolium hybridum)は、寒さや干ばつ、過剰な雨などの悪天候でも生育するため、牧草地を占領して牧草に取って代わる侵略的な存在になってしまいます。


中毒症状の大半は4月から11月にかけて発生します。


馬は、新鮮な牧草や汚染された干し草をわずか5%程度摂取するだけで、中毒症状を起こし始めます。兆候は通常、摂取後2~4週間で現れます。


毒素の効力は、露と一緒に食べたり、高温多湿の環境下で食べたりすると高まります。

症状



●体重減少

●筋力低下

●食欲不振

●運動失調

●疝痛

●下痢

●口腔病変

●黄疸

●行動の変化

●光線過敏症

診断



●病歴

●臨床兆候

●アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ (AST) 、γグルタミルトランスフェラーゼ (GGT) 、ソルビトールデヒドロゲナーゼ (SDH) 及び乳酸デヒドロゲナーゼ-5 (LDH-5) の血清酵素活性を測定する。

治療

※食餌から摂取源を除去する。

※直射日光から馬を守る。

※光感作と肝不全に対する一般的な治療法

予防



※牧草地に侵入する可能性のある雑草や、馬にとって有害な植物の種類を知っておきましょう。

※牧草地を定期的に散歩して、有毒な可能性のある植物の存在を確認します。

※干し草に乾燥した有毒植物が含まれていないことを確認する。

※農機具を貸し借りする場合は、敷地に到着する前に、その農機具がきれいになっていることを確認してください。

※新しい動物は、到着後10日から2週間は別のパドックで隔離します。

予後



肝障害が起こる前に早期に発見されれば良好。

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