消毒薬その他の消毒薬 ~ オキシドール・過酢酸・アクリノール 酸化消毒薬(oxidizing disinfectants)発生期の酸素を放出する化合物が消毒薬として用いられている。通常、塩素はこの項に入れない。酸化消毒薬の殺菌力は薬物によって著しく異なる。オキシドール(oxydol)過酸化水素の2.5... 2021.11.23消毒薬
消毒薬ヨウ素(iodine) ~ 殆どの細菌、真菌、ウイルス、原虫、一部の寄生虫卵などに有効 ヨウ素は極微量しか水に溶解しないが、アルコールなどの有機溶媒への溶解性は高い。ヨウ素は皮膚粘膜刺激性や金属腐食性の強い物質であるから、通常、有機化合物担体によって水溶性を高くし、反応性を緩和(taming)した複合体の水溶液で用いる。このよ... 2021.11.22消毒薬
消毒薬アルキル化消毒薬(alkylating disinfectants) ~ 全ての微生物に対して完全な殺滅作用が期待できる アルキル化薬は滅菌薬として用いられる。消毒作用全ての微生物に対して完全な殺滅作用が期待できる。アルキル化薬は蛋白や核酸のNH₂、SH、プリン環内Nをアルキル化する。アルキル化薬は芽胞に対しても有効ですから、核酸のアルキル化が滅菌にとって重要... 2021.11.21消毒薬
消毒薬フェノール誘導体(phenolic disinfectants) ~ 踏み込み消毒槽などの防疫用消毒薬として汎用される 元来この系の消毒薬はコールタールの分留によって得られた化合物であるために、コールタール消毒薬(coal tar disinfectants)とも呼ばれている。フェノール自体は消毒薬として用いられなくなっていますが、その誘導体は現在でも有用な... 2021.11.21消毒薬
消毒薬クロルヘキシジン(chlorhexidine) ~ ビグアニド系消毒薬 この薬物は表面活性物質ではないが塩基性物質であり、その殺菌作用の機序の研究から四級アンモニウム系ときわめて類似した機序で働くことが知られています。クロルヘキシジンは中程度の長さの単鎖アルキルの両側にビグアニドが結合している。遊離したビグアニ... 2021.11.21消毒薬
消毒薬塩素(chlorine) ~ グラム陰性菌の細胞壁も容易に通過するので、陽性菌に対しても陰性菌に対しても等しく有効 ハロゲン含有化合物(halogen-containing disinfectants)消毒薬として用いるハロゲンは塩素とヨウ素であり、いずれもその酸化力によって細菌を死滅させる。しかし他の酸化剤(H₂O₂など)より殺菌力が強いので酸化以外の... 2021.11.20消毒薬
消毒薬両性イオン性消毒薬・陰イオン性消毒薬 両性イオン性消毒薬(amphoteric disinfectants)この系の消毒薬は四級アンモニウム系と類似した効果と有効性を持つ。欠点としては、両性イオンの宿命として酸性が強くなってもアルカリ性が強くなっても効力が落ちる点です。したがっ... 2021.11.20消毒薬
消毒薬アルコール ~ 消毒薬として用いられるアルコールはエタノールとイソプロパノール 脂肪属アルコールの水溶液には殺菌作用がありますが、その作用は炭素数が多くなるほど強くなる。しかし水溶性は炭素数が多くなるほど低下するので、水への飽和濃度が有効殺菌濃度と等しくなればそれ以上の炭素数のアルコールではより強い殺菌効果を期待できな... 2021.11.20消毒薬
消毒薬四級アンモニウム消毒薬(quaternary ammonium disinfectants) 洗剤として用いられる表面活性物質のうち、陽イオン性洗剤(逆性石鹸:invert soap)と両性イオン性洗剤の殺菌作用は強く、陰イオン性洗剤(旧来の石鹸)の殺菌作用は弱い。中性洗剤には殺菌作用が殆どない。四級アンモニウム消毒薬陽性イオン系洗... 2021.11.19消毒薬
消毒薬消毒薬の共通的性格(disinfectants) ~ 消毒薬は畜鶏体体表、畜舎内外、使用器具などに生息する微生物を殺滅する目的に用いる 消毒薬と殺虫薬はいずれも畜舎内外など家畜の生活環境に散在して疾病の発生や伝染を予防する目的に使用されることが多い防疫用薬。勿論、畜鶏体体表に適用することも多いが、経口投与や注射で用いることは稀です。消毒薬は畜鶏体体表、畜舎内外、使用器具など... 2021.11.19消毒薬