自律神経節と神経筋接合部筋弛緩薬の臨床使用 d-ツボクラリンdTCは外科手術での利用が多い。①腹腔深部手術など、周囲の骨格筋の弛緩が必要な手術、②四肢の整形外科手術、③気管カニューレ挿入(豚など)、④軽麻酔法、⑤人工呼吸時の自己呼吸の麻酔。小動物臨床ではパンクロニウムが用いられる事が... 2021.12.11自律神経節と神経筋接合部
自律神経節と神経筋接合部d-ツボクラリン(d-tubocurarine,dTC) Chondodendron tomentosumの樹皮から得られるアルカロイド。二つの陽性基が約15Å離れて存在する。この化学構造上の特色はその他の筋弛緩薬にもみられる。体内動態水溶性が高く有機溶媒には溶けない。経口投与では吸収されない。通... 2021.12.10自律神経節と神経筋接合部
自律神経節と神経筋接合部パンクロニウム(pancuronium) ~ スキサメトニウム ~ デカメトニウム パンクロニウム(pancuronium)dTC類似薬であるが、神経節遮断作用は殆どない。さらに心へのアトロピン様作用も軽度です。ヒスタミン遊離作用も殆どない。この薬物は親化合物のまま尿中に排泄される。したがって腎障害のある動物では消失が遅く... 2021.12.09自律神経節と神経筋接合部
自律神経節と神経筋接合部ヘキサメトニウム(hexamethonium,C6) ~ 医学領域では極めて重症の高血圧患者に用いる 自律神経節遮断薬(ganglion blocking agents)自律神経節のアセチルコリン受容体で特異的な競合的拮抗作用を示す一群の薬物がある。ヘキサメトニウム(hexamethonium,C6)2個の四級アンモニウムが約9Å離れて存在... 2021.12.09自律神経節と神経筋接合部
自律神経節と神経筋接合部筋弛緩薬(muscle relaxants) ~ 筋弛緩薬はその作用機序の電気生理学的差異によって競合拮抗型と脱分極型に分けられる 神経筋接合部が遮断されると筋は弛緩するので、神経筋遮断薬(neuromuscular blocking agents)は筋弛緩薬とも呼ばれています。筋弛緩薬はその作用機序の電気生理学的差異によって競合拮抗型と脱分極型に分けられる。競合拮抗型... 2021.12.08自律神経節と神経筋接合部
自律神経節と神経筋接合部ニコチン(nicotine) ~ タバコ(Nicotiana tabacum)の葉に含まれる三級アミンを持つ液体アルカロイド 自律神経節興奮薬(ganglion stimulants)ニコチンの小用量は自律神経節のACh受容体を興奮させ、大用量は初期に興奮させた後に脱分極性に麻痺させる。TMA(tetramethylammonium)は特異性の比較的高い節興奮薬で... 2021.12.07自律神経節と神経筋接合部