B.B.ブロンズ – ベルツビル・スモール・ホワイト

B.B.ブロンズ
B.B.ブロンズ



●B.B.ブロンズ(Broad Breasted Bronze)

シチメンチョウのうち最大の品種が、ブロンズです。そのうちB.B.ブロンズは、もっとも多く飼われています。

B.B.ブロンズの詳細



羽色は青銅色で光沢があり皮膚は白い。体格大で、24週令で、雌(Tur-key hen)は7kg。雄(Tom)は11kgとなり、そのころに食用として供されます。


成体重は、雌、9.0kg、雄、16kgです。

能力



発育が速い、7週令で、1.4kgになり、その時の飼料要求率は2.3~2.5で、本種のものは、これと大差ありません。

分布



かつては、アメリカのシチメンチョウの大半は本種でしたが、近年は小型のベルツビル・スモール・ホワイトにおされて少なくなりました。


本邦で飼われているシチメンチョウはすべて本種です。


ベルツビル・スモール・ホワイト
ベルツビル・スモール・ホワイト



●ベルツビル・スモール・ホワイト(Beltsville Small White)

アメリカのベルツビル中央農業研究所(メリーランド州)のマースデン(MARSDEN)によって、作出されたものです。小形でその体重が市場販売に手頃であることから、急速に流行し、現在アメリカのシチメンチョウの大半は本種です。


この品種の出現によりアメリカでは、シチメンチョウは祭日用のものという従来の考えはなくなり、日常の食品となりました。

ベルツビル・スモール・ホワイトの詳細



羽色は純白、これは劣性白の遺伝子によります。皮膚は白く、顔、肢などは薄桃色です。

能力



20週令で、市場販売され、その時の体重は、雌3.5kg、雄5.0kgで、飼料要求率は3.8ぐらいあります。本種は、雄を配さなくても、雌の産んだ卵をそのまま孵卵すると、ある程度発生を示すことが知られ、その卵を多数孵化して、ついに処女生殖(Parthenogenesis)のシチメンチョウを得たことで有名です。


この処女生殖を起こしやすい形質は、遺伝的で、選抜によってその頻度を増加することができました。このできたものは、すべて雄で、染色体は2倍体で、孵卵中に倍加されて発生したものと思われます。


すると、これらは遺伝子的には完全にホモ(homozy-gous)であるはずです。ところが、この雄は弱くて育たないし、68羽のうち、3羽が性成熟に達しただけで、そのうちの1羽が、雌に交配して子を作りましたが、その際の受精率は40%ぐらいで、ふつうの雄の場合の半分以下でした。


このように、完全ホモの個体の能力の悪いことは、遺伝子というものは、ある程度、ヘテロ(Heterozy-gous)でなければならないことを示し、このことは互いに異なった系統や、品種を交配したとき、雑種強勢(Heterosis)現象の起こることをある程度説明しているものとされています。

分布



アメリカ、カナダに分布しています。本邦にはまだ輸入さていない。

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