ブルータング:Bluetongueは、ウシ、ヤギ、ヒツジ、シカ、バッファロー、カモシカなどの反芻動物に感染するウイルス性の病気です。
日本では「青舌病」とも呼ばれます。病原はレオウイルス科オルビウイルス属ブルータングウイルスで、26以上の血清型が確認されています。
サシバエやヌカカなどの「吸血昆虫」によって感染し、接触感染することは無いとされています。ヒトへの感染例は報告されていません。
ブルータング病が初めて報告されたのは、1870年にヨーロッパの羊が南アフリカに輸入されたときでした。
これは世界中で散発的に発生しており、発生は一般的に、媒介動物個体群(クリコイデス:Culicoides属:サシバエ属)が最も高い時期に発生し、温帯地域では晩夏、熱帯および亜熱帯地域では一年中発生します。
Culicoidesは主に夕暮れと夕方に摂食するので、この時期には動物を牧草地から追い出す必要があります。
症状
●発熱
●唾液分泌過剰
●食欲減退
●顔面浮腫
●嚥下障害
●鼻汁漏出
●呼吸困難
治療
※支持療法
予防
※媒介昆虫が最も活発に活動する時期に牧草地から除去する。
※化学昆虫忌避剤
※ワクチン接種