披裂軟骨炎(Arytenoid Chondritis) ~ 披裂軟骨小角突起の外傷による炎症や感染などが原因



披裂軟骨炎は馬の披裂軟骨の進行性炎症状態です。披裂軟骨は、気管または気管への開口部に位置する一対の軟骨弁です。


吸気時には、できる限り多くの空気が気管を通って肺に入るように、これらの弁を引き離します。その後、呼気中に半開位に戻ります。


馬の披裂軟骨炎には、単純な粘膜潰瘍、肉芽腫、軟骨の変形の3つの臨床症状があります。気道閉塞の有無と重症度を決定するのは、肉芽腫の大きさまたは披裂軟骨の肥厚です。


石灰化した披裂軟骨は、正常な馬の披裂軟骨に比べて著しく大きく、形状も異常です。

披裂軟骨炎の徴候



披裂軟骨炎は、上気道機能障害の結果として、運動能力の低下および呼吸性喘鳴として馬に最も一般的に現れます。


披裂軟骨炎の馬は、喉頭片麻痺の馬(咆哮)と同様の症状と病歴を有する可能性があります。

披裂軟骨炎の治療選択肢



披裂軟骨炎の最も一般的な治療法は、手術です。また、広域抗生物質の投与や気管切開チューブの留置などの内科的治療が行われることもあります。

症状



●運動時の異常な呼吸音

●進行性の運動不耐性

●運動中の呼吸困難

●労作時の咳嗽

●発熱

診断



●病歴

●臨床兆候

●身体診察

●内視鏡検査

●超音波検査

●MRI

治療



※手術

喉頭から影響を受けた軟骨を外科的に除去するか、気管切開を行う。披裂軟骨炎の外科的治療には、合併症があります。一部の馬は、食事の際に断続的な咳から持続的な咳をするようになります。

※医学的治療

広域抗菌薬および気管切開チューブの留置治療により治癒することはまれです。

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