アカツクシガモ
全身黄色の強い鳥で、アフリカ北部ナイル河畔、スペイン南部、ギリシャ、バルカンの南部、中央アジア、支那、時には日本へも来る時があります。
此れは鴨よりエジプト雁に近似の鳥です。
闘争性が強く、体に似合わず大声を出します。雄は頸に黒色の輪を有し、顔には白色がかった処があり、腰と尾は黒色です。
雌は、雄に似ていますが顔はより白く、頸に黒輪がありません。雄も頸の黒輪は換羽の際は消滅し、又非常に薄くなります。
アカツクシガモは非常に美しい黄色と、また人に良く馴れる事等によって古来、エジプト、ギリシャで飼われ又東欧、アジアでも飼われました。
繁殖は容易で、土管、箱等を巣箱にします。
闘争性が強いために、他の鴨類と同居で飼ったり又、数つがいを狭い処で一緒に飼うことはできません。