
コオリガモ
北極圏には沢山いる鳥で、雄の中央尾羽が非常に長くて細いのが特徴で、一屬一種をなす特異な鳥です。
雌雄は羽色を変え、さらに雄は夏羽と冬羽とで違っています。
繁殖期の冬羽は全体が白色で、胸と脊および尾に黒い部分があります。
虹彩は赤褐色で、脚は灰色で嘴は基部が黒で中程がピンクで嘴の爪は灰色です。
ツンドラの中に巣を作るのですが、グリーンランド、アイスランド、ノルウェー、スピッツベルゲン、シベリア、アリューシャン、アラスカ方面に棲息します。
此の鳥も少数飼われたことが有り、アイスランドから卵で取り寄せ孵化して育てた人もいます。非常に声高に鳴くやかましい鳥です。
食物は動物質ですが、植物質も少しは食べます。