ケワタガモ Eider Duck

ケワタガモ
ケワタガモ


此の鳥も特異な姿をしたもので、北極の周囲部及びシベリア東部とアラスカにいます。


頭頂が黒で、後頭部の中央に白線があります。頸と頭の側面は淡い緑色で、頬と喉は白、胸はピンク色、光った尾は黒、腹も黒です。


嘴はオレンジ色または灰緑色で、脚はオリーブ緑色です。


雌は褐色ですが、縞が沢山入っています。


ケワタガモは北方の人々から食糧のために捕獲され、また其の羽毛は防寒具に使用されるのですが、此の鴨は依然沢山居ます。


此の鳥は飼育繁殖はなされています。卵の孵化日数は28日です。


ノルウェーやアイスランドでは卵と羽毛を取るために、殆どマガモ又は家禽の様になっているようです。


建造物の中にも巣を作ります。最初と2回目の卵と綿毛は取り去られ、3番目のクラッチの卵だけは残して、親鳥が孵化して子孫を作るわけです。


巣は草の中とか、岩の間に作るのですが、厚い綿毛を敷いて産卵するので、此の綿毛を人間が取り去り利用するのです。
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キジと水鳥 仲田幸男
キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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