キタホオジロガモ Barrow’s Goldeneye

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キタホオジロガモ
キタホオジロガモ



此れも海鴨の一種ですが、前述の諸鳥に増して美しい鳥で、コレクションの中へ加えられると宜しいのですが、普通には得がたいかも知れません。


此れも近時はアイスランドで捕集された卵から孵化した鳥ならば繁殖も容易で、欧米で此の系統の鳥の数が増加しております。


雄は頭が青紫色で、眼は黄金色、顔には白色の半月形の斑点があります。


頸から下半分、胸、腹にかけて白色で肩羽には大きい良く目立つ色斑があります。脚は灰黄色です。


嘴は短く、灰色です。然し、非繁殖期の夏羽では、雄に似て全身暗灰色になります。


此の鳥は自然界では樹洞に巣を作ります。しばしば水から遠く離れた処の樹にも巣を作ります。


樹木のないアイスランドでは、ツンドラを積み上げて造った壁とか、岩の割れ目などを巣場所にします。


キタホオジロガモはやはり、マッシュを主食として淡水で飼うことは出来ますが、ドッグビスケット、小エビ、ハンバーガーなどの動物質の餌を加えなければなりません。


卵は青緑色の大きいもので、30日が孵化日数で4.6cm x 6.2cmの大きさがあり目方は、73gです。
キジと水鳥 仲田幸男
キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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