管骨瘤の治療について
本症はたとえ骨瘤が大きくても、運動障害のないときは治療をほどこさないのが普通です。
一般には、次のような療法を行います。
急性炎症を呈するときは、まず患畜を安静にし症状が消失するまで患部を冷水あるいは収斂剤で冷却します。約2週間経過したら、強皮膚刺激剤を塗擦します。
この時期には、患畜に軽い運動を課しても良い。
もし跛行が慢性ならば、局所に焼烙(点状焼烙または穿刺焼烙)を実施します。
さらに慢性頑固の跛行が続く時は、正中神経および尺骨神経に切神術をほどこすことがあります。なお内側管骨瘤の予防ならびに治療のためには、装蹄療法を欠かすことができない。
すなわち、骨瘤の中心を通過し、肢軸に平行して下降した仮想線が内側の蹄負縁におちる点から前後に5cm内外、負面を僅かに薄削し、蹄鉄との間に間隙をつくると、地面からの反動をのぞくようにします。
慢性症に対しては、内蹄壁の負縁を全般的にやや低目に削蹄します。
