鎖骨遺残
鎖骨は、人や猿ではよく発達し、S字状を呈し、両端が胸骨把柄と肩甲骨の肩峰に連結しています。
鶏は、両側鎖骨が腹端で癒合し、V字形の癒合鎖骨を形成している。しかし、馬、反芻獣、豚では、その存在を欠く。
犬、猫では、筋肉(上腕頭筋、浅胸筋の胸肋部)の中に鎖骨の痕跡が小骨片となって存在しているので、これを鎖骨遺残といいます。
日常生活では、とくに異常を認めませんが、側臥位のX線写真で、この鎖骨を他の異物と誤診する場合があるので注意を要します。
多指症 ~ 原因および症状
多指症は子馬において、先天性に四肢の内側、すなわち人間の示指に相当する部位にみとめられることがあります。
過剰指は3個の指骨と2個の種子骨を有し、つねに正常指よりも小さく、蹄底は下方、後方あるいは上方を向いています。
犬では、しばしば後肢において、第一指列に相当する退化したいわゆる狼爪がみられる。
セントバーナードやフレンチブレアード種では、第一趾が二重に発生するものが多い。狼爪は引っかけたりして、指自体あるいは他の部位の損傷、事故のもととなるので除去することがのぞましい。
治療法:
過剰指は手術的に除去する。
犬の狼爪は生後1~2週の頃に単に鋏断すればよいですが、成犬のものは通常局所麻酔のもとに指関節から分離して切除します。

