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線虫類

腸結節虫症(症状・予防) ~ 病羊は食欲不振、次第に栄養が衰え、貧血、衰弱し、被毛は粗になり限局性に脱毛します

感染に対して一般に幼獣が敏感であり、寄生虫種ではコロンビア腸結節虫、牛腸結節虫が重要です。めん羊の腸結節虫症は子羊が最も罹患しやすく、重度感染すれば1~2週間後に下痢し、粘血便を排し、後肢を伸長し、背を湾曲し、腹痛を訴える。これは腸結節虫症...
線虫類

豚腎虫症(症状・予防) ~ 重度感染では削痩、跛行、後軀強拘、後軀脱力から起立不能となり、急性腎炎の症状が著しい

豚腎虫は幼虫期が長いので肥育豚には発生が少なく、長期間飼育される種豚に発生が多い。軽度感染では一般に症状は明瞭ではなく、多くは栄養障害をきたし、受胎率が低く、または後軀脱力のために交尾不能がみられます。重度感染では削痩、跛行、後軀強拘、後軀...
ウマ(馬)の病気

季節性牧草由来筋症(Seasonal pasture myopathy) ~ トネリコバノカエデの種子を食べることによって引き起こされる非常に致命的な馬の筋肉疾患

季節性牧草由来筋症(SPM)は、トネリコバノカエデ(Acer negundo)の種子を食べることによって引き起こされる、非常に致命的な馬の筋肉疾患です。種子には様々な量のヒポグリシンAが含まれており、これは後天性多種アシル‐CoA 脱水素酵...
ウマ(馬)の病気

馬のセントジョージ病(St george disease) ~ ピメレア属種の植物を摂取することで起こるピメレア中毒の別称

セントジョージ病(St george disease)は、ピメレア属種(Pimelea trichostachya)の植物を摂取することで起こるピメレア中毒の別称です。オーストラリアに生息する馬と牛で2件の中毒症例が報告されています。いずれ...
線虫類

その他の馬の小形腸円虫症(症状・予防) ~ 大円虫類は大きな口腔に腸粘膜を深く吸引して吸血しますが、小円虫類は腸粘膜表層に咬着します

小円虫類の成虫は盲腸、結腸内に寄生しています。大円虫類はおおきな口腔に腸粘膜を深く吸引して吸血しますが、小円虫類は腸粘膜表層に咬着して粘膜を食し、ほとんど吸血を行いません。また、幼虫期に腸管外への体内移行も行わず、単に腸壁内に侵入して結節内...
線虫類

馬の大円虫症または硬口虫症 ~ 症状は特に幼駒に著しく、幼駒の下痢症の原因として重要

症状をみることは少ないが、病原性の強い普通円虫、無歯円虫の寄生が重要です。重度寄生によって食欲不振、衰弱、栄養障害、発育不良、抑うつ、発熱、粘膜蒼白、下痢、間歇性疝痛、腰痛、赤血球数減少、白血球数増加、低蛋白血症、低アルブミン血症、高グロブ...
ウマ(馬)の病気

ピロリジジンアルカロイドの毒性(Pyrrolizidine alkaloid toxicity) ~ 馬における肝障害の一般的な原因

ピロリジジンアルカロイド (PA) 毒性は、馬における肝障害の一般的な原因です。ピロリジジンアルカロイドを含有する生または乾燥した植物材料 (通常、特定の地域では一般的な雑草とみなされる) を繰り返し摂取することによって引き起こされます。P...
線虫類

毛細線虫症または毛体虫症(症状・予防) ~ 家禽の食道、素嚢に寄生する種類では、これらの消化管粘膜に肥厚、腫脹、壊死、剥離などがみられる

家禽の食道、素嚢に寄生する種類(穿通毛細線虫、有環毛細線虫、捻転毛細線虫)では、これらの消化管粘膜に肥厚、腫脹、壊死、剥離などがみられます。素嚢は拡張し、内に汚濁物を容れ悪臭を放ちます。病鳥は食欲不振、元気消失、衰弱して羽を下垂しじっとして...
線虫類

トリヒナ症または旋毛虫症(症状・予防) ~ 重度感染では症状は明瞭であり、疾病経過を3期に分けることができる

自然感染では多くの感染例が軽度であり、無症状に経過します。重度感染では症状は明瞭であり、疾病経過を次の3期に分けることができます。●腸寄生期トリヒナ寄生肉を与えると翌日から1週間にかけて軽度な発熱、食欲不振、悪心、嘔吐、軽度の腹痛、下痢が観...
線虫類

鞭虫症または毛頭虫症(症状・予防) ~ 豚では全年齢に寄生を認めますが、症状をみるのは幼・老豚に多い

豚では全年齢に寄生を認めますが、症状をみるのは幼・老豚に多く、重度寄生で慢性下痢、特に粘血液下痢、食欲不振、発育不良(幼豚)、脱水、削痩、粘膜蒼白がみられます。実験的な発症では急性症状として黄疸、貧血、失調が認められ、死亡することもあります...
ウマ(馬)の病気

ヨウシュヤマゴボウの毒性(Pokeweed toxicity) ~ 全体にわたって毒があり果実も有毒で果実中の種子は毒性が高い

ヨウシュヤマゴボウ(Phytolacca american)は、北米原産のヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草で別名はアメリカヤマゴボウ。アメリカ合衆国ではポークウィード(Pokeweed)やインクベリー(Inkberry)などとも呼ばれていま...
線虫類

糞線虫症(症状・予防) ~ 食欲不振、元気消失、急性腸炎による下痢が必発し、血液・粘液性から白痢性の下痢が頻発します

成豚では寄生しても通常は症状を認めません。幼豚でも軽度感染では一般に症状をみませんが、重度寄生した場合に症状は顕著です。病豚は食欲不振、元気消失、急性腸炎による下痢が必発し、血液・粘液性から白痢性の下痢が頻発します。可視粘膜は蒼白となり、削...
線虫類

蟯虫症(症状・予防) ~ 寄生馬は舎壁や馬栓棒など器物に尾根部を擦り付け、また臀部を噛む動作がみられる

馬蟯虫症は舎内飼育馬にみられる疾患であり、一般に激しい症状をみることはありません。重度寄生の場合は、大腸寄生の虫体による病害から、腹部不快など漠然とした症状はあるのでしょうが、明らかではない。症状は、雌虫が産卵に際して会陰部の皮膚をはい回る...
線虫類

盲腸虫症(症状・予防) ~ 幼雛に重度寄生すると淡黄緑色調の下痢便を排し、抑うつ、栄養障害、発育不良を認めます

少数寄生では明瞭な症状を認めませんが、幼雛に重度寄生すると、盲腸にカタール性炎症を生じ、淡黄緑色調の下痢便を排し、抑うつ、栄養障害、発育不良を認めます。鶏や七面鳥の黒頭病(感染性腸肝炎)はその病原体である原虫Histomonas melea...
線虫類

鶏回虫症(症状) ~ 感染は春から初夏に多く、特に梅雨期に濃感染がおきやすい

成鶏は鶏回虫の感染に抵抗性がみられ、症状が顕著なのは幼雛です。感染は春から初夏におおく、特に梅雨期に濃感染がおきやすい。したがって、春季孵化の雛が最も感染しやすく、晩春、初夏の候に発病するものが多い。重度感染によって食欲不振、抑うつ状態、羽...
ウマ(馬)の病気

ドクニンジンの毒性(Poison hemlock toxicity) ~ 植物のすべての部分に毒性がある

ドクニンジン(コニウム・マクラツム:Conium maculatum)は、ヨーロッパや西アジアが原産の一年草または二年草です。アメリカやオセアニアには観賞用として導入されています。ドクニンジンは、高さが約3メートルにもなり、ニンジンに似てい...
線虫類

回虫症(症状) ~ 6ヶ月齢以下の幼獣に高度な感染が認められ、症状も激しく現れる

回虫は年齢抵抗性に原因して、ほぼ6ヶ月齢以下の幼獣に高度な感染が認められ、症状も激しく現れます。成獣では寄生率は低く、症状もきわめて軽度にしか認められません。犬回虫寄生犬の85.7%は1~2ヶ月齢の幼犬です。犬小回虫は粘膜型移行で発育するの...
条虫類

豚嚢虫症(症状・予防) ~ 発熱、発育障害、食欲不振、嚥下障害、腹部膨満、呼吸困難、跛行、運動障害などが一般的な症状

高度寄生を除いて多くは症状は不明です。発熱、発育障害、食欲不振、嚥下障害、腹部膨満、呼吸困難、跛行、運動障害などが一般的な症状です。寄生部位によっては症状を異にし、眼瞼、結膜下織、舌への寄生では限局性腫瘤を認め、脳内寄生によっててんかん、精...
条虫類

包虫症(症状・予防) ~ 主なる部位が肝臓と肺なのでこれらの臓器障害が現れます

症状は包虫の占居臓器、大きさ、数によって異なりますが、主なる部位が肝臓と肺であるから、これらの臓器障害が現れます。包虫が肝臓に形成されて症状をみるものが、肝包虫症です。肝臓は著しく腫大し、表面は凹凸不整となり、内腔の分岐した包虫がみられ、腔...
条虫類

共尾虫症(症状・予防) ~ 感染後1~3週間に体温上昇、脳膜炎、脳炎の症状をみることがあります

感染後1~3週間に体温上昇、脳膜炎、脳炎の症状をみることがあります。嚢虫が発育して中枢神経を圧迫するようになり、感染後6~8ヵ月にかけて、進行性の神経症状が現れます。症状は嚢虫のおおきさや占居部位によって異なります。脳症状は特徴的であり、強...
条虫類

細頸嚢虫症(症状・予防) ~ 子豚、子羊、子牛などに多数感染をみると、肝嚢虫症がみられ、肝障害、急性腹膜炎から、抑うつ状態、食欲不振、衰弱、腹水などの症状がみられる

軽度感染では病害もわずかであり臨床上問題となりません。一般にと畜場で検出されます。子豚、子羊、子牛などに多数感染をみると、肝嚢虫症(hepatic cysticercosis)がみられ、肝障害(急性外傷性肝炎)、急性腹膜炎から、抑うつ状態、...
ウマ(馬)の病気

ファラリス中毒(Phalaris toxicoses) ~ クサヨシ属の植物を摂取することによって引き起こされます

ファラリス中毒は、クサヨシ属の植物を摂取することによって引き起こされます。最も頻繁に見られるのは、 オニクサヨシ (Phalaris aquatica)、クサヨシ (P.arundinacea)、セトガヤモドキ (P.paradoxa)、 ...
条虫類

牛嚢虫症(症状・予防) ~ 主要症状は採食・嚥下障害、運動障害、呼吸困難、心筋寄生から心不全など

多くの感染牛は生前にほとんど症状がなく、剖検後にはじめて寄生を知るのが実態であり、臨床状問題になることはほとんどない。重度の感染によって特殊な組織に多数寄生すれば症状が現れます。しかし、数万個の寄生でも無症状のものもあるといわれています。主...
条虫類

家禽(鶏・ウズラ)の条虫症(症状・予防) ~ 重度寄生において、特に幼雛では症状が激しい

家禽には真条虫類だけが寄生し、二葉類はみられない。分類学的にはダベン条虫、膜鱗条虫科、二孔条虫科に属します。症状は、寄生数、鶏の年齢、栄養状態により異なりますが、軽度寄生であれば、通常は症状が乏しいか見られません。重度寄生において、特に幼雛...
条虫類

猫の条虫症(症状・予防) ~ 多数寄生で、特に幼猫においては慢性腸炎などの症状が認められる

健康な成猫では一般に激しい症状を表すことはありません。しかし、多数寄生で、特に幼猫においては、慢性腸炎の結果、食欲不振、下痢、便秘、削痩、発育不良、被毛不良、搔痒感などの症状が認められます。きわめてまれにはてんかん様の全身痙攣、視力障害を伴...
胞子虫類

日本住血吸虫症の症状 ~ 体内移行期に、一過性の咳、発熱がみられる

セルカリア皮膚炎セルカリアの侵入局所に丘疹、膿疱疹、掻痒感をみる皮膚炎を生じ、再感染で増強します。皮膚炎の多発部位は四肢下部です。●潜伏期糞便中に虫卵を排出する前の体内移行期に、一過性の咳、発熱がみられます。これは幼虫が肺に移行して肺組織に...
条虫類

犬の条虫症(症状) ~ 元気なく抑うつ状態、食欲不振、ときに亢進する

症状の発現は寄生の程度、動物の年齢や状態によって異なります。一般に健康な成犬では無症状に経過するものが多く、明瞭な症状をみることは少ない。多数寄生によって子犬や健康状態の悪い個体では症状が現れます。条虫症の症状は一般に漠然としており、元気な...
ウマ(馬)の病気

馬のシマスズメノヒエふらふら病(Paspalum staggers) ~ シマスズメノヒエの摂取から生じる馬の神経疾患

シマスズメノヒエふらふら病は、クラビセプス・パスパリ(Claviceps paspali)の菌核(麦角)を含むシマスズメノヒエを摂取することで生じる馬の神経疾患です。この症状は、ホソムギ(ペレニアル・ライグラス(ロリウム・ペレネ:Loliu...
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