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抗真菌薬

抗真菌薬(antifungal drugs) ~ 家畜の真菌症

●皮膚真菌症家畜の真菌症では牛の皮膚糸状菌症が多い。主として放牧中の育成子牛に発生し、輪癬(ring worm)と呼ばれています。疾病としては軽度ですが、醜悪な外観からくる不快感の故に嫌われている。皮膚糸状菌症は馬や犬猫にも時に発生しますが...
抗生物質

テトラサイクリン系抗生物質(tetracyclines) ~ 広域スペクトル抗生物質で、ほとんどの細菌、リケッチア、マイコプラズマ、クラミジア、大型ウイルスに有効

この群の抗生物質のうち初期に発見されたクロルテトラサイクリン(CTC)、オキシテトラサイクリン(OTC)、およびその還元生産物テトラサイクリン(TC)は性格的に類似している。科学HCI塩とNa塩は水に良く溶ける。Na塩は不安定であるから用い...
抗生物質

リンコサミド(lincosamides) ~ グラム陽性菌、マイコプラズマ、豚赤痢菌に対して抗菌性を示す

リンコサミドはマクロライドと同様な作用機序で働く抗生物質ですが、作用点が少しずれており、化学構造が大幅に異なり、交差耐性がみられない。リンコマイシン(lincomycin)リンコマイシンはマクロライドと類似する抗生物質です。グラム陽性菌、マ...
抗生物質

マクロライド系抗生物質(macrolide antibiotics) ~ マクロライドはマイコプラズマとグラム陽性菌に抗菌力の強い抗生物質

マクロライド、リンコサミド、ストレプトグラミン(MLS系抗生物質(MLS antibiotics))に分類されている抗生物質はいずれもグラム陽性菌とマイコプラズマに抗菌性を持ち、細胞内で静菌作用を示す点で共通しており、合わせてMLS系(中く...
抗生物質

セファロスポリン(Cephalosporin) ~ 獣医領域では乳房注入剤として第一~第三世代の薬物(セファロニウム、セファゾリン、セフロキシム)が用いられている

セファロスポリンはカビから得られた7-アミノセファロスポラン酸やその類似物質を母核として半合成された一連の抗生物質ですが、開発初期には既にアンピシリンが販売されていたので、抗菌域がそれより狭い薬物は実用化されていない。医学領域では1960年...
抗生物質

クロラムフェニコール系抗菌性薬(chloramphenicols) ~ 犬猫での毒性は骨髄の造血機能障害であり、特に猫で発現し易い

クロラムフェニコールは抗生物質として発見されましたが、初期から全合成品が用いられています。テトラサイクリンと同じく広域スペクトル性抗菌性物質です。クロラムフェニコール(科学)水溶性が低く、安定性の良い物質ですが、苦みが極めて強いことが特色で...
抗生物質

アミノ配糖体抗生物質(aminoglycoside antibiotics) ~ グラム陰性菌感染症の治療に用いますが、重症の急性感染症に最も威力を発揮する

この系の抗生物質は数個のアミノ糖が配糖体結合した基本化学構造を持ち、水溶性が高い。主としてグラム陰性菌感染症の治療に用います。抗菌作用抗菌域は広く、大腸菌、Pasteurella、Hemophilus、Klebsiella属などのグラム陰性...
合成抗菌薬

その他の合成抗菌薬について

ニトロフラン(nitrofurans)ニトロフラン剤は広範囲な抗菌スペクトルを持つ合成抗菌薬ですが、水や有機溶媒への溶解性が悪く、専ら経口投与によって用いられる。代表的薬物はフラゾリドンです。体内動態ニトロフラン剤を経口投与したときの体内動...
抗生物質

ペニシリン(penicillins) ~ ペニシリンは感受性菌に対して静菌作用を示す濃度の数倍の濃度で殺菌作用を示す

ベンジルペニシリンは天然物であり、その量は生物活性単位で表現されますが、国際基準品では1国際単位(ISU)=0.6㎍です。その他のペニシリンは半合成品であり、力価で表現されます。抗菌作用抗菌域から3種類に分類される。●ベンジルペニシリングラ...
合成抗菌薬

キノロン系抗菌性薬(quinolones) ~ おもに犬猫の尿路感染症の治療薬として用いられます

ピリドンとキノロンのカルボン酸誘導体系の抗菌性物質はキノロンと称されています。その6-フッ素誘導体は強力な抗菌性を持ち、フルオロキノロンとかニューキノロンと呼ばれています。ピリドン誘導体:ナリジクス酸(nalidixic acid)ナリジク...
炎症と抗炎症薬

その他の抗炎症薬 ~ 消炎酵素剤・免疫抑制薬

消炎酵素剤臨床的にはキモトリプシンの様な蛋白分解酵素やリゾチーム(卵白から抽出されたムコ多糖類分解酵素)などが抗炎症薬として用いられる。人体用では主として経口投与で用いられます。血中濃度を免疫学的に測定してみると経口投与された酵素の数%程度...
合成抗菌薬

葉酸(代謝)拮抗薬(folic acid antagonists)~ サルファ剤・葉酸拮抗薬配合剤は有効性が高く、またサルファ剤や他の抗菌性薬物に耐性の菌に対しても有効なことが多い

葉酸代謝拮抗薬とか葉酸拮抗薬と呼ばれる薬物の多くは、2,4-ジアミノピリミジンの誘導体で、いずれも二水素葉酸から四水素葉酸への還元酵素を阻害する。この酵素系が阻害されるとヌクレオチドが合成されず、細胞分裂が不可能になる。この酵素系は微生物や...
合成抗菌薬

サルファ剤(sulfa drugs, sulfonamides) ~ サルファ剤の抗菌スペクトルは広く、リケッチア、全ての細菌、原虫に及ぶ

サルファ剤は古くから用いられてきた科学療法薬ですが、人体用としてはあまり用いられなくなり、動物での使用が主体になっています。これは、サルファ剤が広範囲な抗菌スペクトルを持つため、病原菌の特定の困難なことの多い動物疾病での予防治療には有用性が...
炎症と抗炎症薬

アニリン誘導体・ピラゾロン誘導体・スルピリン・フェニルブタゾンについて

アニリン誘導体この系の薬物はアスピリンと同程度の下熱鎮痛作用を示しますが、抗炎症作用は弱い。フェナセチン(phenacetin)とアセトアミノフェン(acetaminophen)フェナセチンは体内で脱メチル化されてアセトアミノフェンに変わっ...
炎症と抗炎症薬

フルニキシン(flunixin) ~ 馬、犬猫の鎮痛下熱消炎や牛の大腸菌乳房炎(内毒素血症)の対症治療

フルニキシンはニコチン酸の誘導体で、動物専用の鎮痛抗炎症薬です。通常メグルミン(メチルグルカミン)塩で用います。フルニキシンはどの動物種でも殆ど代謝されず、蛋白結合率が95%程度です。したがって、どの動物種でも半減期が6時間程度です。薬用量...
飼育小屋・禽舎

物置を鶏小屋として流用しています

物置を鶏小屋として使っています。なぜ物置にしたのか?まず、害獣被害に遭わないような頑丈なものでないといけない、ネズミに侵入されない、糞の掃除がしやすい、あとダニやワクモ対策のためです。ワクモは普段木の割れ目や繋目に潜んでいて、夜間に活動し、...
炎症と抗炎症薬

糖質コルチコイド、ヒドロコルチゾン(hydrocortisone) ~ ヒドロコルチゾンはショックの治療薬として用いられます

抗炎症作用を持つステロイドは糖質コルチコイドです。副腎皮質の主な糖質コルチコイドには動物種差があり、ヒト・犬・豚では糖質コルチコイド活性の大部分がコルチソール(コルチソールは生理学的名称で、医薬品名はヒドロコルチゾン)による。しかしウサギ、...
炎症と抗炎症薬

サルチル酸誘導体 ~ この系の代表的薬物はアスピリンで古くから下熱鎮痛薬として熱性疾病の治療に用いられる

この系の代表的薬物はアスピリンですが、下熱作用・鎮痛作用・抗炎症作用を併せ持っており、古くから下熱鎮痛薬として熱性疾病の治療に用いられてきました。体内動態非ステロイド系抗炎症薬は一般にカルボン酸かエノールであり、pKa 4.5以下の中程度の...
炎症と抗炎症薬

ステロイド系抗炎症薬(消炎ステロイド、合成皮質ホルモン薬)

体内皮質ホルモンであるヒドロコルチゾンを大量投与すると抗炎症作用を示しますが、副作用が強く現れるために使用が制約されます。このため、誘導体を作ることによって抗炎症作用が強く、副作用の弱い薬物が多く合成されており、ステロイド系抗炎症薬と総称さ...
炎症と抗炎症薬

炎症とその媒介物質 ~ 炎症とは有害な刺激に対して動物組織が共通的に示す一連の局所反応

炎症の病態炎症とは有害な刺激に対して動物組織が共通的に示す一連の局所反応です。この反応では●刺激を受けてから反応が発現するまでに潜伏期がある。●各種の単位反応が同時に、また、順序良く進行●多くの場合に可逆的であって」、どの段階からも回復が可...
炎症と抗炎症薬

ACTH ~ アミノ酸33個からなる分子量約4千のポリペプチド

分泌下垂体からのACTH分泌が多くなる原因としては死戦期、感染、外科手術、出産、寒冷などのストレスが挙げられますが、血中皮質ホルモンの濃度低下もフィードバック機構によってACTHの分泌を促す。体内動態ACTHはアミノ酸33個からなる分子量約...
駆虫薬

抗コクシジウム薬(coccidiostats) ~ 最も大きな被害を与える種は盲腸に寄生する盲腸コクシジウム

鶏のコクシジウム症はEimeria属原虫による疾病で、常在性で多発性の疾病です。鶏に寄生するEimeria属には9種が知られていますが、経済的損失を与える重大疾病を起こすのは6種です。最も大きな被害を与える種は盲腸に寄生する盲腸コクシジウム...
駆虫薬

抗タイレリア薬(drugs for theileriosis) ~ 駆虫薬としては、8-アミノキノリン誘導体が有効

本邦で重要なタイレリア病は牛の小型ピロプラズマ病であり、育成牧場に多い。マダニ駆除や輪牧によって予防し、また発病個体を治療している。駆虫薬としては、8-アミノキノリン誘導体が有効です。ジミナゼンも有効ですが、安全面で落ちる。パマキンとプリマ...
駆虫薬

その他の原虫疾患に用いる薬物

●鶏ロイコチトゾーン(chicken leucocytozoonosis)鶏ロイコチトゾーンの感染による鶏の重要疾病で、発生すれば経済的被害が大きい。現在知られている有効な予防法はスルファジメトキシンとピリメタミンの配合剤を飼料に添加して夏...
駆虫薬

抗トキソプラズマ薬(drugs for toxoplasmosis) ~ 予防治療が必要な動物は豚、犬猫

トキソプラズマは多くの動物種に寄生しますが、予防治療が必要な動物は豚、犬猫です。現在用いられている薬剤は増殖型細胞に有効ですが被嚢型原虫には無効です。サルファ剤(sulfa drugs)スルファジメトキシンやスルファモノメトキシンを筋肉内に...
駆虫薬

吸虫駆虫薬(antitrematodal drugs) ~ 吸虫駆虫薬としては主として牛の肝蛭症に有効な薬剤が用いられている

牛の肝蛭駆虫薬本邦における家畜の吸虫症では牛の肝蛭症(かんてつしょう)だけが多発疾病です。したがって吸虫駆虫薬としては主として牛の肝蛭症に有効な薬剤が用いられています。本邦の乳牛飼育では粗飼料に稲わらを用いているので、水田にヒメモノアラガイ...
駆虫薬

抗バベシア薬(drugs for babesiosis) ~ 駆虫薬としてはジアミジン誘導体が有効

本邦におけるバベシア病は牛(Babesia ovata,B.bigemina,B.bovis)と犬(B.canis,B.gibsoni)に発生します。牛では放牧中の乳牛育成牛に多い。これはピロプラズマ原虫の発育に必要なマダニやネズミが高い密...
駆虫薬

家畜に寄生する主要原虫一覧

鶏●盲腸コクシジウム(Eimeria tenella)汚染常在、孵化後数日で発症、高致死率、要予防●小腸コクシジウム(Eimeria sp)汚染常在、高発症率、要常時予防●ロイコチドゾーン(Leucocytozoon caulleryi)ヌ...
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