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オピオイド鎮痛薬

合成オピオイド鎮痛薬 ~ ペンタゾシン(pentazocine,向神経薬)・ブトルファノール(butorphanol,非麻薬)・フェンタニル(fentanyl,麻薬)

ペンタゾシン(pentazocine,向神経薬)ペンタゾシンは麻薬拮抗薬として開発された薬物ですが拮抗力は部分的で弱く、寧ろオピオイド作動作用が強い。ヒトに依存性を生ずる作用は極めて弱いので法律上の麻薬には指定されていない。この種の薬物は強...
オピオイド鎮痛薬

モルヒネ(morphine) ~ モルヒネの小用量は殆どの動物種に対して特異的な鎮痛作用を示すらしい

あへんアルカロイドケシ(Papaver somniferum)の未熟な実に傷をつけ、滲み出る乳汁を集めて乾燥すると阿片(あへん,opium)になる。阿片には20種以上のアルカロイドが含まれますが、化学構造の基本骨格からフェナントレン系とイソ...
局所麻酔薬

局所麻酔薬(local anesthetics) ~ 局所適用によって適用部位周辺の神経組織を麻痺させる目的に用いる

局所麻酔薬を体表粘膜や体内の一部に局所適用すると、周囲の神経組織に作用してその部位の神経興奮伝達を抑制する。血管とか筋などへの作用は神経組織に対するより弱い局所麻酔薬はこのような性格の為に局所適用によって適用部位周辺の神経組織を麻痺させる目...
精神安定薬

ブチロフェノン誘導体(butyrophenone derivatives) ~ アザペロン(azaperone)

この群の代表薬物はハロペリドール(haloperidol)で、優れた抗精神病薬として用いられている。またドロペリドール(droperidol)はフェンタニルとの配合剤としてNLAに用いる。アザペロン(azaperone)豚専用の精神安定薬と...
精神安定薬

精神安定薬(tranquilizers) ~ 小用量の投与によって動物の不安感を安らげ、その攻撃性と防御性を抑制する性格がある

小用量の投与によって動物の不安感を安らげ、その攻撃性と防御性を抑制する性格があります。いずれの薬物も用量を上げれば鎮静作用を示す。精神安定薬には二つのグループがある。その一つはメジャートランキライザ(major tranquilizers)...
局所麻酔薬

その他の局所麻酔薬 ~ アミノ安息香酸エチル・テトロドトキシン

アミノ安息香酸エチル(ethylaminobenzoate)別名のベンゾカイン(benzocaine)で呼ばれることもある。遊離塩基は水に難溶性であり、塩基の粉末を皮膚や粘膜に散布したり、軟膏などに配合して塗布する。この用法によって徐々に吸...
局所麻酔薬

局所麻酔薬の臨床応用 ~ 局所麻酔薬は小手術のための局所麻酔や後半身の手術のための麻酔に用いる

局所麻酔薬は小手術のための局所麻酔や後半身の手術のための麻酔に用いる。表面麻酔眼、鼻腔、口腔などの粘膜に局麻薬液を塗布または噴霧し、または軟膏として塗布する方法です。浸透性の高いことが要求されるので、一般にリドカインが用いられる。外皮の創傷...
局所麻酔薬

リドカイン(lidocaine) ~ 全ての型の局所麻酔に用いることができるし速効的

リドカインはアミド型の局麻薬の代表的薬物です。薬理作用局所麻酔用リドカインのpKaは7.8で局麻薬のうちでは低いし分配係数も高い。したがって粘膜通過性とか神経線維への透過性が良く、全ての型の局所麻酔に用いることができるし、速効的です。通常、...
鶏用ワクチン一覧・ワクチンについて

ワクチン ~ 家畜のウイルス病に関しては現在の他の医薬品には有効で実用性のある予防薬・治療薬がなく、専らワクチンに頼っている

ワクチンは伝染性疾患の予防・防疫に用いられており、生物学的製剤のほとんどを占めています。特に家畜のウイルス病に関しては現在の他の医薬品には有効で実用性のある予防薬・治療薬がなく、専らワクチンに頼っている。ワクチンの種類微生物を殺滅した不活化...
局所麻酔薬

コカイン(cocaine, 麻薬) ~ 局所麻酔薬としては他の合成薬より劣るので用いられない

コカ(Erythroxylon coca)の葉から得られるアルカロイドです。薬理作用●局所麻酔用コカインはプロカインの1/2程度の効力を持つ局所麻酔薬ですが、粘膜刺激性が強い。交感神経様作用吸収作用として血管収縮、瞳孔散大、心亢進などの交感...
局所麻酔薬

プロカイン(procaine) ~ 主として注射用局麻薬として0.5~2%で用いられる

安息香酸エステル型の代表的化合物です。薬理作用局所麻酔用プロカインは局所麻酔薬のうちでpKaが最も高く(8.9)、また遊離塩基の水溶性も最も高い。このために粘膜透過性が悪く、表面麻酔には4%以上の濃度が必要になるので実用性がない。主として注...
殺虫薬

有機リン系・カルバメート系殺虫薬 ~ 乳剤・油剤・粉剤として全ての用法に用いることができる

有機リン化合物もカルバメートもコリンエステラーゼ阻害薬であり、害虫の体内にアセチルコリンを蓄積させる機序で殺虫効果を示す。現在用いられているこの系の殺虫薬の多くは低毒素性薬物であり、害虫殺滅効果は強いが高等動物に対する毒性は弱い。一般に殺虫...
殺虫薬

幼虫発育阻害薬(IGR insect growth regulators) ~ 農業・環境用殺虫剤にIGRが、家庭用殺虫剤にピレスロイドが多く用いられる

昆虫やダニは一般に世代交代が速く、行動範囲が狭い。例えばイエバエの活動期間は2週間以内で、行動範囲は500mを越えないと言われています。したがって、幼虫の発育を阻害するだけでも昆虫やダニの駆除効果が十分に得られる場合が多い。幼虫の孵卵・脱殻...
殺虫薬

その他の殺虫薬 ~ イベルメクチン・アミトラズ・ブロモプロピラート

疥癬症治療薬:イベルメクチンイベルメクチンは害虫の体表に接触しても作用しない。作用できる経路は害虫の経口摂取です。害虫の体内では蓄積されて消失しない。体内の量が虫体1kgあたり3.5mgになると害虫は死滅する。したがって家畜にイベルメクチン...
消毒薬

その他の消毒薬 ~ オキシドール・過酢酸・アクリノール

酸化消毒薬(oxidizing disinfectants)発生期の酸素を放出する化合物が消毒薬として用いられている。通常、塩素はこの項に入れない。酸化消毒薬の殺菌力は薬物によって著しく異なる。オキシドール(oxydol)過酸化水素の2.5...
殺虫薬

殺虫薬(insecticides and acaricides) ~ 殺虫薬とは有害な節足動物を殺滅するための薬物であり、昆虫駆除薬とダニ駆除薬がある

殺虫薬とは有害な節足動物を殺滅するための薬物であり、昆虫駆除薬とダニ駆除薬があります。節足動物の一部は家畜家禽の外部寄生虫(ectoparasites)として皮膚表面や皮内に寄生し、一部は吸血し、一部は疾病を媒介するなどして家畜の生産性に甚...
殺虫薬

ピレスロイド(pyrethroids) ~ 害虫に対する効果は速効性で、飛んでいる害虫に直接噴霧すると虫は直ちに運動麻痺になり落下する

ピレスロイドは除虫菊の殺虫成分であるピレトリンやその誘導体で、合成品も多い。害虫に対する効果は速効性で、飛んでいる害虫に直接噴霧すると虫は直ちに運動麻痺になり落下する(ノックダウン効果)。作用量が多ければ害虫は死亡する(致死効果)。天然のピ...
消毒薬

ヨウ素(iodine) ~ 殆どの細菌、真菌、ウイルス、原虫、一部の寄生虫卵などに有効

ヨウ素は極微量しか水に溶解しないが、アルコールなどの有機溶媒への溶解性は高い。ヨウ素は皮膚粘膜刺激性や金属腐食性の強い物質であるから、通常、有機化合物担体によって水溶性を高くし、反応性を緩和(taming)した複合体の水溶液で用いる。このよ...
消毒薬

アルキル化消毒薬(alkylating disinfectants) ~ 全ての微生物に対して完全な殺滅作用が期待できる

アルキル化薬は滅菌薬として用いられる。消毒作用全ての微生物に対して完全な殺滅作用が期待できる。アルキル化薬は蛋白や核酸のNH₂、SH、プリン環内Nをアルキル化する。アルキル化薬は芽胞に対しても有効ですから、核酸のアルキル化が滅菌にとって重要...
消毒薬

フェノール誘導体(phenolic disinfectants) ~ 踏み込み消毒槽などの防疫用消毒薬として汎用される

元来この系の消毒薬はコールタールの分留によって得られた化合物であるために、コールタール消毒薬(coal tar disinfectants)とも呼ばれている。フェノール自体は消毒薬として用いられなくなっていますが、その誘導体は現在でも有用な...
消毒薬

クロルヘキシジン(chlorhexidine) ~ ビグアニド系消毒薬

この薬物は表面活性物質ではないが塩基性物質であり、その殺菌作用の機序の研究から四級アンモニウム系ときわめて類似した機序で働くことが知られています。クロルヘキシジンは中程度の長さの単鎖アルキルの両側にビグアニドが結合している。遊離したビグアニ...
消毒薬

塩素(chlorine) ~ グラム陰性菌の細胞壁も容易に通過するので、陽性菌に対しても陰性菌に対しても等しく有効

ハロゲン含有化合物(halogen-containing disinfectants)消毒薬として用いるハロゲンは塩素とヨウ素であり、いずれもその酸化力によって細菌を死滅させる。しかし他の酸化剤(H₂O₂など)より殺菌力が強いので酸化以外の...
消毒薬

両性イオン性消毒薬・陰イオン性消毒薬

両性イオン性消毒薬(amphoteric disinfectants)この系の消毒薬は四級アンモニウム系と類似した効果と有効性を持つ。欠点としては、両性イオンの宿命として酸性が強くなってもアルカリ性が強くなっても効力が落ちる点です。したがっ...
消毒薬

アルコール ~ 消毒薬として用いられるアルコールはエタノールとイソプロパノール

脂肪属アルコールの水溶液には殺菌作用がありますが、その作用は炭素数が多くなるほど強くなる。しかし水溶性は炭素数が多くなるほど低下するので、水への飽和濃度が有効殺菌濃度と等しくなればそれ以上の炭素数のアルコールではより強い殺菌効果を期待できな...
消毒薬

四級アンモニウム消毒薬(quaternary ammonium disinfectants)

洗剤として用いられる表面活性物質のうち、陽イオン性洗剤(逆性石鹸:invert soap)と両性イオン性洗剤の殺菌作用は強く、陰イオン性洗剤(旧来の石鹸)の殺菌作用は弱い。中性洗剤には殺菌作用が殆どない。四級アンモニウム消毒薬陽性イオン系洗...
消毒薬

消毒薬の共通的性格(disinfectants) ~ 消毒薬は畜鶏体体表、畜舎内外、使用器具などに生息する微生物を殺滅する目的に用いる

消毒薬と殺虫薬はいずれも畜舎内外など家畜の生活環境に散在して疾病の発生や伝染を予防する目的に使用されることが多い防疫用薬。勿論、畜鶏体体表に適用することも多いが、経口投与や注射で用いることは稀です。消毒薬は畜鶏体体表、畜舎内外、使用器具など...
抗生物質

その他の抗生物質 ~ グラム陽性菌・陰性菌、マイコプラズマを主な標的にした抗生物質

※マイコプラズマを主な標的にした抗生物質●スぺクチノマイシン(Spectinomycin)スぺクチノマイシンはマイコプラズマとグラム陰性菌に抗菌力を示しますが、いずれの菌種に対してもMICが高いので単味剤では高用量が必要です。毒性の低い抗生...
抗悪性腫瘍薬

抗悪性腫瘍薬(antineoplastic drugs) ~ 犬猫の悪性腫瘍にはリンパ肉腫、骨髄腫など血球性腫瘍が多い

欧米における統計によると、成熟した犬の悪性腫瘍発生率はヒトより高い。本邦の犬は感染症のために比較的短命であったが、次第に寿命が延びているので悪性腫瘍の発生率も高まる傾向にある。獣医領域における悪性腫瘍治療現在の段階では外科手術とX線照射が主...
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