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肝・胆嚢・脾および膵の疾患

胆嚢および胆管の疾患 ~ 脾臓の疾患

胆嚢および胆管の疾患(Diseases of the Gallbladder and Bile Duct)家畜における胆嚢および胆管の疾患としては、まず牛の胆石症cholelithiasisがあげられる。胆石はコレステリン、胆汁色素、石灰、...
肝・胆嚢・脾および膵の疾患

肝臓の疾患(diseases of the Liver) ~ 肝膿瘍・肝の腫瘍

肝膿瘍(abscesses of the liver)肝膿瘍は牛でよく見られる。尖鋭な嚥下異物が肝臓に刺入して、創傷性肝炎がおこりますが、この場合、化膿桿菌Corynebacterium pyogenesなどの限局性の感染によって、肝膿瘍が...
肝・胆嚢・脾および膵の疾患

肝臓の疾患(diseases of the Liver) ~ 肝の損傷

肝臓は体のなかで最大の腺体で、前腹部に位置し、腺体の大部分が体軸の右側に偏位している。前面は横隔膜と接触するので、横隔面と呼び、後面は胃の前位、すなわち腹腔臓器に接するから臓側面と呼ばれる。一般に肉食獣の肝臓は体に比較して草食獣のものより大...
肛門の疾患

肛門の疾患 ~ 検査法・肛門亀裂および肛門脱・肛門部の腫瘍・肛門嚢炎および肛門周囲腺炎

直腸につづく消化管の末端部であって、直腸粘膜-肛門直腸線linea anorectalis - 肛門粘膜 - 肛門皮線linea anocutanea(肛門中間帯zona intermedia)- 肛門皮帯zona cutanea - 皮膚...
腸の疾患

直腸憩室・直腸麻痺・直腸の腫瘍

直腸憩室(diverticulum of the rectum)直腸憩室は直腸が部分的に拡張したもので、犬に発生し、稀れに馬にもみられる。慢性の糞便停滞coprostasisが存在する時に、糞の圧迫によって生ずるもので、先天性に発生すること...
腸の疾患

円盤結腸の捻転・前腸間膜動脈の塞栓・直腸脱および”しぶり”

円盤結腸の捻転(torsion of the spiral colon)まれに牛に発生する。腸閉塞の一つです。円盤結腸が回盲結口の近くで捻転し、そのため、円盤結腸内にガスが充満し著しく膨大する。すなわち、いくつかの膨脹したループにふれ、また...
腸の疾患

腸の損傷(injuries of the intestine) ~ 腟よりの損傷・手術による損傷・盲腸の食滞(便秘)、拡張および捻転

腟よりの損傷分娩時に、胎児の一部によって直腸壁に穿孔がおこることがある。この場合、多くは直腸腟瘻rectovaginal fistulaが形成され、不妊の原因ともなる。会陰部を切開し、直腸および腟の裂孔を閉じる手術が行われている。直腸瘻:直...
腸の疾患

腸の損傷(injuries of the intestine) ~ 肛門およびその周辺よりの損傷

腸の損傷腸の損傷を大別すると、腹壁損傷による損傷、腸管内容・異物による損傷、肛門およびその周辺よりの損傷、腟よりの損傷、手術による損傷、が主なものです。腹壁外から腸に加えられる損傷腹壁の挫傷、挫創、刺創などにより腸破裂、腸穿孔、腸挫傷をおこ...
腸の疾患

腸閉塞(intestinal obstruction or ileus) ~ 診断

腸閉塞の診断腸閉塞の診断には腹痛、嘔吐、腹部膨満、排糞減少ないし停止、粘液あるいは血便の排出、食欲減退または廃絶などの臨床症状、直腸検査所見、脱水状況、尿中インジカンの証明およびX線所見などによって行われますが、経過の急な場合も多いので、試...
腸の疾患

腸閉塞(intestinal obstruction or ileus) ~ 機能的腸閉塞

閉塞に伴う諸種の変化は、ほぼ機械的腸閉塞と同様です。ただ閉塞の原因が腸管の痙攣または麻痺によるものであって、機械的腸閉塞にも部分的には合併する場合もある。症状腸閉塞の種類、程度により、また動物の種類により症状は異なるが、主なる臨床所見は腹痛...
腸の疾患

腸閉塞(intestinal obstruction or ileus) ~ 機械的腸閉塞

羊癒着による単純性閉塞、あるいは重積が結節虫Oesophagostomum columbianumの寄生、あるいは長期の輸送によって発生します。また、第一胃内の線維塊が十二指腸に移動して閉塞をおこすことがあります。子羊では腸間膜の捻転がおこ...
腸の疾患

腸閉塞(intestinal obstruction or ileus) ~ 馬・牛

腸閉塞はイレウスileus、腸不通症ともいう。腸管内容の通過が障害された状態であって、内容通過が完全に阻止されたものと、内容通過が一部は可能なものとに分かれ、前者は急性症状を示すものが多く、普通これを腸閉塞といい、後者は概して慢性であって、...
腸の疾患

腸の疾患(Diseases of the Intestine) ~ 検査法・先天性異常

検査法腸疾患診断のための検査の着眼点は、腹痛、炎症、内容の通過障害、消化吸収障害などの有無です。そのため、次の諸検査を行います。ただし、胃・肝臓・膵臓・腹膜など腹腔内疾患の所見も検査結果に総合されることもあるので、それらとの類症鑑別が必要で...
腸の疾患

腸の疾患(Diseases of the Intestine) ~ 小腸・大腸

胃(反芻獣では第四胃)から後送された内容を、腸では、さらに各種の消化液および腸内微生物の作用、さらには腸管運動による攪拌によって消化し、それを吸収する。また腸管運動により、次々と内容を後送し、さらに糞の形成と不要物の体外排除が行われる。腸は...
胃の疾患

第四胃の疾患(diseases of the abomasum) ~ 第四胃潰瘍・第四胃砂沈殿症

第四胃潰瘍(abomasal ulcer)第四胃潰瘍の大多数は、傷害を受けた粘膜の自己消化による消化性潰瘍であり、一方、経過中に炎症性~壊疽性の病変(異物による損傷、結核性、真菌性)または腫瘍性の疾病が関連して発生した場合は非消化性潰瘍とい...
胃の疾患

第四胃の疾患(diseases of the abomasum) ~ 第四胃拡張(dilatation of the abomasum)

第四胃拡張左方または右方への変位を伴わない第四胃の病的な拡張状態で、これには第四胃の食滞を伴う場合と伴わない場合とがあり、3型が区別される。(ⅰ)腹部迷走神経の傷害に基因する機能的幽門狭窄によるもので、食滞が合併する。(ⅱ)幽門の機械的閉塞...
胃の疾患

第四胃の疾患(diseases of the abomasum) ~ 第四胃右方変位および捻転(right displacement and torsion of the abomasum)

第四胃右方変位および捻転左方変位と同様、主として乳牛に発生するが、左方変位にくらべると肉用牛や子牛における発生がかならずしも珍しくない。右方変位(RDA)の多くは捻転を伴う消化管閉塞症候群の一つで、激しい腹痛あるいは、第四胃内の液体貯留によ...
胃の疾患

第四胃の疾患(diseases of the abomasum) ~ 第四胃左方変位

第四胃の疾患には、食滞、拡張、左方変位、右方変位、捻転、潰瘍、胃炎などがあり、また消化不良やアトニーの状態となることもあるが、これらの相互関係、発病機序については、なお不明な点が多い。これらの疾患は、(1)前胃疾患、(2)第三胃より流入する...
胃の疾患

第三胃の疾患(diseases of the omasum) ~ 第三胃食滞・第三胃アトニー・第三胃炎・第三胃機能障害

第三胃は、ほぼ右側第Ⅸ肋骨間付近の深部にあって、臨床的にはきわめて診断しにくい。しかも第一、二胃と第四胃の間に介在して、狭隘な第三胃管でそれらとつながっており、第一胃および第四胃の疾患ときわめて関連が深いと考えられるが、その病態生理はまだ十...
胃の疾患

第一胃鼓脹症(ruminal tympany or bloat)

第一胃鼓脹症正常な第一胃でも、その内腔の上部にはガスが存在していますが、これは噯気によって、体外に排出され、異常に貯留することはない。また第一胃の内容は上層に食塊、下層に流動状物がたまっている。しかし採食なく飲水のみの場合、あるいは第三胃よ...
胃の疾患

迷走神経性消化不良(vagus indigestion)

迷走神経性消化不良この疾患は、第二胃と第三胃の間、または第四胃の出口の機能障害が原因でおこる食塊の通過障害が特徴で、前者は機能的前方胃狭窄ante-rior functional gastric stenosis、また後者は機能的後方胃狭窄...
胃の疾患

第一胃および第二胃の疾患 ~ 非創傷性第一胃炎および第二胃炎・第一胃食滞

非創傷性第一胃炎および第二胃炎(nontraumatic ruminitis and reticulitis)伝染病、中毒、食滞などの際に第一胃および第二胃に炎症がおこることがあります。第一胃パラケラトージスruminal parakera...
胃の疾患

第一胃および第二胃の疾患 ~ 急性限局性腹膜炎

急性限局性腹膜炎他の種々の疾患との鑑別を必要とすることが多い。消化不良、急性食滞、ケトージスとの区別は、腹膜炎の場合には発熱、腹部の限局性の疼痛、乳量および食欲の急減が見られる。急性の第一胃食滞の時はもっと症状が重くなり、脈拍数は著しくふえ...
胃の疾患

第一胃および第二胃の疾患 ~ 第二胃炎・急性限局性腹膜炎・急性び慢性腹膜炎・慢性腹膜炎

第二胃炎異物が単に第二胃内に存在して、第二胃粘膜を刺激しているか、粘膜(ひだ)に浅く穿刺している場合には、消化不良など、通常の胃炎の症状が現れ、またそれが時折り繰り返されることがあります。急性限局性腹膜炎食欲急減、乳量著減、鬐甲部の関連痛反...
胃の疾患

第一胃および第二胃の疾患 ~ 創傷性第二胃腹膜炎

創傷性第二胃腹膜炎(traumatic reticuloperitonitis)原因と発生:牛は金属性の異物(釘、針金、針など)を餌とともに嚥下する機会が非常に多い。これらの異物は主として第二胃内に集まるが、必ずしもそれらが胃壁を穿刺して、...
胃の疾患

反芻胃の疾患 ~ 検査法

反芻獣の胃は第一胃(瘤胃)rumen、第二胃(蜂巣胃)reticulum、第三胃(葉状胃)omasumおよび第四胃(皺胃)abomasumの4つの嚢に分かれており、そのうちの第一~三胃を前胃proventriculusといいます。第一胃は腹...
胃の疾患

胃の疾患 ~ 胃潰瘍・幽門狭窄

胃潰瘍(gastric ulcer)原因:馬では伝染病、寄生虫(胃虫、馬バエの幼虫など)などによって、胃粘膜に潰瘍を生じ、時には穿孔がおこることがよく知られています。豚ではビタミンE欠乏に伴う肝性異栄養hepatic dystrophy、抗...
胃の疾患

胃の疾患 ~ 胃拡張・胃捻転症候群(胃捻転)

胃拡張・胃捻転症候群(gastric dilatation-torsion(volvulus)syndrome)胃の膨満を特徴とし、処置が遅れると生命にかかわる重大な急性疾患です。胃の単純な拡張を示すものと捻転を伴うものとの2型があり、後者...
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