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神経系の疾患

脊髄機能の検査法 ~ 正常反射・病的反射

正常反射脊髄反射として健康動物に見られるものは多数ありますが、普通の検査に用いられる簡単なものを挙げると、つぎのとうりです。(ⅰ)屈曲反射flexor reflex四肢の先端を圧迫したり、つまむと肢をまげる反射で、前肢ではC₆-₇-₈、T₁...
神経系の疾患

脊髄の疾患(Diseases of the Spinal Cord) ~ 脊髄機能の検査法

脊髄機能の検査法いうまでもなく脊髄は体表の知覚や筋、関節などの運動性感覚を求心性に伝導したり、あるいは運動性刺激を遠心性に伝導したり、反射弓を形成したり、また内臓、血管などに影響をおよぼしているため、脊髄の障害では、その部位や障害部の高さに...
神経系の疾患

脳の腫瘍(症状・治療法)

脳の腫瘍(neoplasms of the brain)家畜における脳の腫瘍は、一般に壮齢または老齢のものに発見されます。原発性腫瘍の場合が多く、犬や猫では星細胞腫が多く、このほか稀突起膠細胞腫、脳室上衣細胞腫、髄芽細胞腫、松果体腫、髄膜腫...
神経系の疾患

水頭症または脳水腫

水頭症または脳水腫(hydrocephalus)頭蓋腔内に髄液が過剰に貯留した状態をいいます。とくに脳硬膜と脳の間に多量に貯留したものを脳外水頭症といい、同じく脳室内のものを脳内水頭症という。また、先天性水頭症と後天性水頭症に分けられます。...
神経系の疾患

脳の先天性異常 ~ 脳の損傷(原因・症状・診断・治療法)

脳の先天性異常(congenital abnormalities of the brain)家畜における脳の先天性異常は、生後間もなく、あるいはかなり経過してから、その動物の神経機能の異常により発見されます。すなわち、盲目、聾、癲癇、運動失...
神経系の疾患

脳神経の異常の簡単な検査法

脳神経の異常の簡単な検査法Ⅰ:嗅神経傷害の外科的原因-----検査法・傷害・症状など目かくしをした上でアンモニアなどを鼻に近づける。備考あまり多く報告されていない。Ⅱ:視神経傷害の外科的原因腫瘍、損傷、先天性異常検査法・傷害・症状など眼底検...
神経系の疾患

小動物に用いられる中枢性体位反応(attitudinal reactions)

小動物に用いられる中枢性体位反応反応の名称緊張性頸反射(tonic neck reflex)検査の方法頭部を上方に強く伸展すると前肢の伸筋群が緊張し、後肢の伸筋群が弛緩する。(正常の反射)頭部を下方に強く屈曲すると後肢は強く伸長するが前肢の...
神経系の疾患

脳の疾患(Diseases of the Brain) ~ 脳神経機能の検査法

脳の疾患は大別すると、先天性脳疾患と後天性脳疾患に分けられ、いずれも脳神経外科の一般的検査と脳神経の機能検査が行われたのちに、それぞれ適切な治療処置がほどこされます。人医学の頭蓋、脳疾患の神経外科では、損傷、腫瘍、脳血管性疾患、先天性奇形、...
神経系の疾患

脳神経外科の一般的検査法(Neurologic Examination) ~ 外見上の異常の発見・触診・特殊検査

外見上の異常の発見すでに視診の項に述べられた注意事項はもちろんのこと、外科的神経疾患には、とくに特異な外見上の所見を示すものがあるので、見のがすことのないように注意深く観察します。意識の異常:意識の異常には興奮、沈衰、注意力の低下、虚脱など...
神経系の疾患

脳神経外科の一般的検査法(Neurologic Examination) ~ 必要な稟告の聴取

一般に、脳、脊髄、および末梢神経の疾患では、病巣の除去、損傷や奇形の修復および機能障害や疼痛に対する処置などがおこなわれます。神経は大別すると、中枢神経系と末梢神経系に区別されます。中枢は脳および脊髄を示し、末梢はこれより出て終末の諸器官に...
乳房と乳頭の疾患

乳房炎の防遏(prevention of mastitis)

乳房炎の防遏乳牛の乳房炎の大多数は細菌感染に基因して発生するので、今日の進歩した微生物学その他の専門的知識を駆使することによって、乳房炎の完全な制圧を期待することは可能だと考えられます。それにもかかわらず、乳房炎の発生は依然として跡を絶たず...
乳房と乳頭の疾患

乳房炎 ~ 治療(薬の基剤・組織の病変・組織の防衛反応・治療の時期・薬の残留)

薬の基剤基剤の性状は乳房内における薬の浸透を左右します。油性の軟膏ointmentはその点で劣り、今日では、水性または油性の懸濁液suspensionまたは乳濁液emulsionが広く採用されています。油性懸濁液は乳管系にすみやかにひろがり...
乳房と乳頭の疾患

乳房炎 ~ 治療(菌の薬剤感受性)

乳房炎の治療乳房炎の治療には、病性の急性、慢性のちがい、乳房の病変の強さ、全身症状の程度などに応じて、それぞれ適切な処置を選定しなければなりません。牛の乳房炎の大多数は細菌の感染が原因になっておこるから化学療法が広く普及していますが、治療開...
乳房と乳頭の疾患

乳房炎 ~ ミルクの検査(化学成分の検査・細菌検査)

化学成分の検査炎症がおこった乳腺では、白血球の血管外遊走のほか、毛細血管の透過性が亢進して、まず血清アルブミン、続いてNaClとNaHCO₃が血液からミルクに移行する。NaHCO₃の移行によってミルクのpHはアルカリ側に傾く。また乳糖の合成...
乳房と乳頭の疾患

乳房炎 ~ ミルクの検査(細胞数・細胞数に関連のある検査)

細胞数ミルク中に存在する細胞は、アポクリン型の分泌型式をとる乳腺の腺胞および乳管に由来する上皮細胞と、血液から移行した白血球です。ミルク1ml中のそれらの数を合計したものを、ふつう体細胞数somatic cell numberまたは単に細胞...
乳房と乳頭の疾患

乳房炎 ~ 診断・乳房の触診・ミルクの検査(肉眼的検査・pHについて)

乳房炎の診断(diagnosis)乳房炎の診断には、稟告の聴取、全身状態および合併症の観察、乳房およびミルクの検査のほか、牛舎の構造、設備、飼料、衛生管理についても十分顧慮することが必要です。これらのうち、乳房の触診、ミルクの検査および病原...
乳房と乳頭の疾患

未経産牛乳房炎(heifer mastitis)

未経産牛乳房炎(別名、夏季乳房炎)集団で放牧育成されている若い未経産の雌の乳牛に乳房炎が発生することがあります。発生率はあまり高くないが(牛群の3~5%)、いったん発症した分房は早期に治療をほどこしても全治することが稀れです。したがって、そ...
乳房と乳頭の疾患

非臨床型乳房炎(subclinical mastitis)

非臨床型乳房炎乳房に感染がおこって炎症が存在するにもかかわらず、外見上明らかな臨床徴候がなく、またミルクにも一見異常がないものは、非臨床型乳房炎といわれます。しかし、産乳量の減少、乳質の低下およびミルク中の細胞数の増加が明らかであり、また、...
乳房と乳頭の疾患

真菌による乳房炎(infection with fungi) ~ その他の病原体による乳房炎(infection with other microorganisms)

真菌による乳房炎真菌類の感染による乳房炎も無視できない。地域によっては乳房炎の症例の3%に達する所もあります。クリプトコッカスCryptococcusの感染は重症の臨床型乳房炎をひこおこす。分房の腫脹が初期に著しく、発熱と食欲不振があります...
乳房と乳頭の疾患

緑膿菌による乳房炎(infection with Pseudomonas aeruginosa) ~ マイコプラズマによる乳房炎(infection with Mycoplasmas)

緑膿菌による乳房炎緑膿菌Pseudomonas aeruginosaの感染によっておこる乳房炎は散発性です。しかし、時には牛群にとって深刻な問題になることがあります。緑膿菌は溜り水、下水、土の中、人や動物の腸内容など環境に広く潜在します。温...
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コリネバクテリウムによる乳房炎(infection with Corynebacterium pyogenes)

コリネバクテリウムによる乳房炎コリネバクテリウム・ピオゲネスCorynebacterium pyogenes(化膿桿菌)による乳房炎の発生は少ないが、いくつかの特徴的な性質をもっている。病性は急性、化膿性です。泌乳期以外の時期におこることが...
乳房と乳頭の疾患

大腸菌による乳房炎(infection with Escherichia coli)

大腸菌による乳房炎大腸菌群による乳房炎は、グラム陽性球菌によるものよりも発生が少ない。しかし、抗生物質の広範な使用によってレンサ球菌、ブドウ球菌による乳房炎が減少した牛群では、大腸菌群が臨床型乳房炎の最大の原因になることがあります。大腸菌群...
乳房と乳頭の疾患

ブドウ球菌による乳房炎(staphylococcal infections)

ブドウ球菌による乳房炎ブドウ球菌の感染に起因する乳房炎は、ペニシリン療法によって減少した無乳レンサ球菌性乳房炎に代わって、乳房炎の主座を占めるようになりました。年間を通して発生し、また新しい感染は泌乳期間の特定の時期に限らない。牛が年をとる...
乳房と乳頭の疾患

レンサ球菌による乳房炎(streptococcal infections)

レンサ球菌による乳房炎レンサ球菌の感染による乳房炎は、年間を通じて発生し、また泌乳期間の特定の時期に発生がかぎられることはありません。接触伝染によって牛から牛へ伝播します。(ⅰ)無乳レンサ球菌による乳房炎:抗生物質が登場するするまでの時代に...
乳房と乳頭の疾患

乳房炎(Mastitis) ~ 原因・原因別にみた乳房炎の性状

乳房炎の原因素因あるいは誘因に加えて、乳房炎の大多数は病原微生物が感染することによって発生します。原因となる微生物としては、各種の細菌、マイコプラズマ、真菌類が知られ、またウイルスの関与も考えられていますが、主役を演じるのは細菌です。乳房炎...
乳房と乳頭の疾患

乳房炎(Mastitis) ~ 乳房炎発症の素因および誘因

乳房炎デリケートな構造や高度の複雑な機能、あるいは体の部位、生活環境などの関係で、家畜の乳房には炎症がおこりやすい。いったん乳房炎が発生すると、薬物の浸透が容易でなく、激しい疼痛などのために万全の治療を行うことが難しい。また泌乳期においては...
乳房と乳頭の疾患

病的浮腫・病的浮腫の治療

病的浮腫(pathologic edema)(ⅰ)産褥性の病的浮腫:産褥期に、病的な浮腫のため乳房が腫脹して下垂し、乳頭が接地することがあります。牛は後肢が開張肢勢をとり、起臥が困難になり、歩行が妨げられます。横臥する時には、上側の後肢を後...
乳房と乳頭の疾患

浮腫・生理的浮腫

浮腫(edema)乳房の皮下および間質の結合織に多量の液体が貯留すると浮腫が発生する。正常の牛でも分娩間近かから産褥期にかけて、程度に軽重の差はあるが、浮腫が現れる(生理的浮腫)。しかし、浮腫はまた乳房の機能障害や病的変化を伴うことがありま...
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