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靭帯の疾患

靭帯の疾患(Diseases of Ligaments) ~ 靭帯の炎症・靭帯の断裂

靭帯は腱とほとんど同様の構造を有し、主として骨と骨の連結、内臓の支持に関与する強靭な線維性結合組織であって、帯状または皺襞状の形をもっている。血管の分布が乏しいため、損傷または感染によって壊死に陥ることがあります(たとえば項瘻あるいは鬐甲瘻...
腱の疾患

腱の変位(displacement of tendons) ~ 馬の後肢において浅趾屈筋の腱の踵骨付着部が分離して腱が外側または内側に変位することがある

腱の変位について馬の後肢において、浅趾屈筋の腱の踵骨付着部が分離して腱が外側または内側に変位することがあります。浅趾屈腱は下腿の下1/3の部位においてアキレス腱の内側から後側に向かって斜めに走り、踵骨隆起(跟骨頭)では幅広くアキレス腱を上か...
腱の疾患

突球(knuckling at the fetlock) ~ 種々の原因によって指関節、特に球節が攣縮屈曲した状態

突球について突球とは、種々の原因によって指関節、特に球節が攣縮屈曲した状態をいい、運歩に際して、つねに球節の伸展が制約される。突球は病状の程度によって、次の3段階にわけられます (ⅰ)繋がほとんど垂直である。 (ⅱ)球節の前面から下した垂線...
腱の疾患

伸腱断裂(rupture of the extensor tendons) ~ アキレス腱断裂(rupture of tendo Achillis)

伸腱断裂本症は往々皮下断裂あるいは開放性断裂として、馬に見られます。前者は、ごくまれではありますが先天的に子馬に発し、壮馬においては疾走中に偶発事故として発することがあります。いずれも指関節の伸張が不可能です。皮下断裂では腱の断裂部に陥凹を...
腱の疾患

屈腱断裂(rupture of the flexor tendons) ~ 本症は馬、特に競走馬に発生の機会が多く、他の動物ではまれです

屈腱断裂本症は馬、特に競走馬に発生の機会が多く、他の動物ではまれです。屈腱断裂は皮下断裂と開放性断裂とに分けられます。屈腱断裂の原因皮下断裂は主に強い外力が腱に加わり、過度に伸張されておこるもので、疾走中、ことに疲労・装蹄失宜 その他による...
腱の疾患

家畜の腱炎または屈腱炎(tendinitis) ~ 治療

家畜の腱炎または屈腱炎の治療急性腱炎においては休養を命じ、絶対安静にします。炎症の激烈な場合には、初期では冷却、消炎の必要があります。はじめの数日間持続的な冷水灌注、冷水浴あるいは冷罨法を行う。ついで温罨法あるいは巴布をほどこします。後者は...
腱の疾患

家畜の腱炎または屈腱炎(tendinitis) ~ 症状

家畜の腱炎または屈腱炎の症状罹患した腱の種類、病変の緩急ならびに範囲などによって、症状はさまざまです。発炎後、日浅い時期には、一般に病変部は急性炎症を呈し、腫脹・増温・疼痛が見られ、それに伴って患畜は跛行を示します。腫脹は著明で、散漫性に管...
腱の疾患

家畜の腱炎または屈腱炎(tendinitis) ~ 原因

腱炎または屈腱炎一般に家畜外科臨床で腱炎という時は、ほとんど馬の四肢、特に前肢の屈筋の腱の炎症を指します。すなわち、浅屈腱、深屈腱および繋靱帯の3本の腱の炎症を総称して呼んでいます。浅屈腱superficial flexor tendonは...
腱の疾患

腱の疾患(Diseases of Tendons) ~ 腱の損傷(治療法)

筋の一端あるいは両端は、骨または靱帯との結合部において、結合織性の淡白色、光輝ある強靭な索状の腱、時には広く薄い膜状の腱膜aponeurosisに移行する。腱は平行に走る膠原線維束から成り、各線維束は多数の原線維fibrilから成ります。腱...
筋の疾患

筋切断術または筋部分切除術(Myotomy or Myectomy)

尾筋切断術(caudal myotomy or caudal myectomy)乗馬において、歩行の際に尾を適当な高さに挙げる美容形成の目的ないし垂尾の矯正のため、尾の下制筋すなわち両側の腹側疝尾筋を、その程度に応じて皮下において切断する手...
筋の疾患

筋の萎縮、肥大および拘縮 ~ 栄養失調、慢性消耗性疾患、老齢などから全身的筋萎縮がおこります

筋の萎縮(atrophy)栄養失調、慢性消耗性疾患、老齢などから全身的筋萎縮がおこります。一方、疼痛、損傷などによる筋の麻痺ないし機能減退の時に、限局性の筋萎縮がおこる。なかんずく、家畜では四肢の筋の不働性萎縮(廃用萎縮)atrophy o...
筋の疾患

栄養性筋病とは ~ 心筋、横隔膜、骨格筋の変性を共通の病変とし、かつ栄養、代謝が重要な関連を有すると考えられるもの

栄養性筋病(Nutritional Myopathy)心筋、横隔膜、骨格筋の変性を共通の病変とし、かつ栄養、代謝が重要な関連を有すると考えられるものが、一括して栄養性筋病といわれるものに属します。馬に発する麻痺性筋色素尿症paralytic...
筋の疾患

筋の循環障害について ~ 血栓、塞栓または持続性圧迫により、筋は虚血性麻痺ないし壊死を生ずる

筋の循環障害(Circulatory Disturbances of Muscles)血栓、塞栓または持続性圧迫により、筋は虚血性麻痺ないし壊死ischemic paralysis or anemic necrosisを生ずる。馬の腸骨動脈...
筋の疾患

好酸球増多性筋炎・結合織炎あるいは筋肉リウマチ・その他の筋炎

好酸球増多性筋炎(eosinophilic myositis)特にシェパード種の犬の頭部に多発します。症状:発症は急激、発作性で、すべての咀嚼筋群の腫脹と疼痛が特徴です。発症すると犬は不安となり、体温も若干上昇する。腫脹部は指圧によって疼痛...
筋の疾患

筋の損傷と筋炎

筋の損傷(Injuries of Muscles)比較的大きい外来の機械的原因によって、筋の挫傷、または稀れに開放性損傷が発生します。筋線維の方向に平行した創傷では筋の裂開は少なく、直角の場合は裂開度が大きい。家畜では、打撲、衝突、転倒など...
筋の疾患

筋の疾患 ~ 筋の検査法

筋線維(筋細胞)は筋形質sarcoplasm、筋原線維myofibrilsとからなり、これらの平行にはしる無数の筋線維は集合して、まず第一次筋線維束を形成し、その外周は筋内膜によって包まれます。さらに、それらが集まって次第に大きな束をつくり...
神経系の疾患

大腿神経麻痺 ~ 閉鎖神経麻痺 ~ 坐骨神経麻痺 ~ 腓骨神経麻痺 ~ 脛骨神経麻痺

大腿神経麻痺(femoral nerve paralysis or crural paralysis)大腿神経の麻痺によって、大腿四頭筋の麻痺paralysis of the quadriceps musclesが発生します。この神経の麻痺...
神経系の疾患

橈骨神経麻痺(radial paralysis)

橈骨神経麻痺について橈骨神経は腕神経叢の中部および後部より出てその外側を走り、大円筋後縁から上腕三頭筋長頭の前縁を通り、この長頭、内頭および前腕筋膜張筋、肘筋に枝を与える。次いで上腕骨螺旋溝において上腕筋の上を下行、橈骨前面に出て前腕・腕関...
神経系の疾患

神経麻痺(paralysis of the nerves)

神経麻痺について※外科臨床で重視されているものa.三叉神経麻痺paralysis of the trigeminal nerveb.顔面神経麻痺paralysis of the facial nervec.肩甲上神経麻痺suprascapu...
神経系の疾患

末梢神経の損傷(wound of the peripheral nerves)

末梢神経の損傷の原因神経は鈍体の作用で圧迫や打撲により挫傷をおこすことがあり、また過度の牽張により、また脱臼や骨折などに付随して二次的に損傷をおこしたり、さらに多くの開放創に伴って、しばしば神経外傷をおこすことがあります。さらに神経の走行路...
神経系の疾患

末梢神経の疾患について

末梢神経の疾患(Diseases of the Peripheral Nerves)末梢神経性疾患はたとえばセタリア症にもとづく馬の腰麻痺、予防接種などに継発するアレルギー性神経変性、あるいはビタミンB₁欠乏にもとづく神経炎など、多くの内科...
神経系の疾患

脊髄の腫瘍 ~ 脊髄を侵す奇形 ~ 脊髄のその他の疾患について

脊髄の腫瘍(neoplasms of the spinal cord)小動物ではかなり高率に腫瘍の発生があり、横断性脊髄障害の進行型のような症状を呈します。また発病が急速なことがある。神経学的徴候を調べ、X線検査によって硬膜の内外、脊髄の内...
神経系の疾患

脊髄炎 ~ 髄膜炎

脊髄炎(myelitis)小動物におこる横断性脊髄障害の症例では大多数において脊髄炎が発生している。しかし発熱もせず、血液検査所見にも変化がないなど、臨床徴候は他の原因による横断性脊髄障害と区別できない例が多い。転移性に発生した椎骨の感染(...
神経系の疾患

腰萎 ~ 肛門、膀胱、尾および後肢の中枢性麻痺

腰萎(posterior weakness)種々の原因によって、主として馬、羊、山羊、その他牛、犬にもみられる後軀の虚弱ないし麻痺を一括して呼ぶ症候名で、腰麻痺lumbar paralysisともいわれます。主として腰椎の骨折、脱臼、椎間板...
神経系の疾患

脊髄の損傷 ~ 治療

脊髄損傷の治療小動物における脊髄の損傷は、救急の治療が必要です。しかし、外科的に処置するか否かについては、次の項目について慎重に検討しなければなりません。(a)全身状態と神経学的徴候の検査脊椎は構造が頑丈で、また丈夫な筋肉で囲まれているので...
神経系の疾患

脊髄の損傷 ~ 症状・診断および鑑別診断・予後

脊髄損傷の症状脊髄に損傷が生じてその機能が障害されると、自己受容性感覚、運動および知覚の障害のほか、脊髄反射の異常および自律神経系の障害が現れます。脊髄神経はそれぞれ定まった組織に分布して、その運動機能を支配していますから、損傷をうけた脊髄...
神経系の疾患

脊髄の損傷(原因・病変)

脊髄の損傷(injuries of the spinal cord)脊髄の損傷は物理的な力が脊柱に加わることによって発生します。種々の疾患たとえば犬や馬におこる急性椎間板ヘルニア、頸椎の亜脱臼などの際に発現する臨床徴候および病的変化は、脊髄...
神経系の疾患

脊髄障害(脊髄症)

脊髄障害(myelopathy)脊髄障害(脊髄症)は、脊髄の機能障害か病的変化、またはその両者を包括する一般的な用語ですが、しばしば炎症(脊髄炎myelitis)に対する非特異的な病変を指して用いられます。播種性脊髄障害disseminat...
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