コクシジウム症(Coccidiosis)は、Eimeria(アイメリア属)という単細胞寄生虫によって起こる腸の病気です。
特に若い鶏や七面鳥で発生しやすく、重症化すると死亡することもあるため注意が必要です⚠️
本記事では、原因・症状・治療法・予防法までを日本の養鶏環境に合わせて分かりやすく解説します✨
🦠 原因となる寄生虫の種類
🐔 鶏に感染する主な種類(7種)
●アイメリア・アセルブリナ(Eimeria acervulina)
●アイメリア・マキシマ(Eimeria maxima)
●アイメリア・テネラ(Eimeria tenella)
●アイメリア・ネカトリクス(Eimeria necatrix)
●アイメリア・ミティス(Eimeria mitis)
●アイメリア・ブルネッティ(Eimeria brunetti)
●アイメリア・プラエコックス(Eimeria praecox)
🦃 七面鳥に感染する主な種類(4種)
●アイメリア・アデノエイデス(Eimeria adenoeides)
●アイメリア・メレアグリミティス(Eimeria meleagrimitis)
●アイメリア・ガロパボニス(Eimeria gallopavonis)
●アイメリア・ディスペルサ(Eimeria dispersa)
📌 それぞれの寄生虫は感染する動物が決まっており、鶏のものは他の動物には感染しません。
🔄 生活の流れ(生活環)
✔約4~7日で一巡します。
✔感染源は「オーシスト」と呼ばれる厚い殻に包まれた状態です。
🧪 感染力を持つ条件
💧 湿気(敷料が手の甲まで湿る程度で十分)
🌡 約22度前後
🌬 酸素
条件がそろうと最短2日で感染可能になります。
感染した鳥は、数日から数週間にわたり糞の中にオーシストを排出します。
🦗 広がり方
👉糞便
👉昆虫
👉野鳥
👉人の靴や器具
👉ほこり
土の中では最長600日生存するとされ、❄️ 凍結や🔥高温で死滅します。
🐣 発生しやすい時期
✔生後3~8週齢で多発
✔若鳥が特に危険
✔免疫を持たない成鳥も感染する可能性あり
⚠️ 主な症状
😞元気がなくなる
💤じっとして動かない
🍽食欲低下
⚖️体重増加不良
🟡足の黄色が薄くなる
🌸とさかや肉垂が白っぽくなる
🪶羽が逆立つ
🧊寒がる様子
🩸血便や粘液便
💧下痢
💧脱水
☠️死亡
💊 治療方法
① アンプロリウム製剤
すべての種類に効くわけではなく、効きにくい例もあります。
3日以内に改善が見られない場合は獣医師に相談しましょう。
治療終了後はビタミンB1(チアミン)補給がすすめられます。
🥚 卵の出荷停止期間はありません。
② サルファ剤
最初の2日間は高濃度、続く4日間は低濃度で投与します。
🥚 卵の出荷停止期間:21日間
2日で改善が見られない場合は獣医師へ。
③ スルファジメトキシン
一部の種類にのみ有効です。
6日間投与します。
🥚 卵の出荷停止期間:21日間
❌ 効果が期待できない自然療法
🥛生乳
🥣ヨーグルト
🍎酢
🦠乳酸菌などの善玉菌製品
👉 コクシジウムは腸内細菌と競合しないため、善玉菌では駆除できません。
🛡 予防対策
🐥 飼育環境の管理
🚨ひな1羽あたり十分な床面積を確保
🚨給水器・給餌器は背中の高さに設置
🚨上に止まらせない
🚨こまめに洗浄
🪵 敷料管理
●常に乾燥を保つ
●湿った部分はすぐ除去
●こまめにかき混ぜる
●新しい敷料を追加する
🌬 換気
●適切な通気を確保する
🐔 群の管理
●若鳥と成鳥を分ける
🌱 深敷き方式
●有益な微生物が増えるまで約6か月かかります。
●自然な抑制効果が期待できます。
💉 ワクチン
●孵化場または生後1週齢までに接種
●軽い症状が出る場合があります
他の腸炎を誘発する可能性もあるため注意が必要
📌 まとめ
コクシジウム症は、
✔ 若鳥に多い
✔ 湿気が最大のリスク
✔ 早期発見が重要
✔ 清潔・乾燥・換気が最大の予防
日本の高温多湿環境では特に注意が必要です🌧
日々の管理で、大切な群れを守りましょう🐔✨

