家畜中毒

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家畜中毒

中毒の診断 ~ 臨床的診断

動物における中毒の診断は例外を除き一般に困難ですが、殊に慢性中毒の場合は一層困難となり「不明な病状のときは中毒をも考えよ」といわれる所以で、これには臨床的、病理解剖的、化学的ならびに生理学的の総合判断を必要とし、特に中毒の原因となった植物の...
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血液および組織における毒物の変化 ~ 白血球毒・血漿毒・毒物の排泄

白血球毒白血球の変形は単核~多核細胞などのほか、生体の防禦作用により、あるいは骨髄や淋巴組織の障害によって起きます。放射能によるもの 白血球のうちでも中性多核細胞を侵す白血球減数で、甚だしい正常の25%も減り、また中性多核細胞の50%も減り...
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血液および組織における毒物の変化 ~ 赤血球毒

毒物が血行に入り第一に起こるものは単純な化学的変化で、蓚酸は蓚酸カルシウムに変じ砒石は亜砒酸カリウムおよびナトリウムに変じ、クロールはクロールカリウム、ブロームはブロームカリウムに、沃度はヨードカリウムに変化し酸化炭素は血色素に結合します。...
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動物体内における毒物の変化 ~ 消化管における毒物の変化

毒物の生体に対する作用は種々ありますが、一般的区別にしたがって局所作用と遠達作用の2とする。局所作用とは皮膚、粘膜創面の発赤、腫脹、炎症、腐蝕および麻痺などを云い一般の刺戟毒はこれに属します。而してこの刺戟および腐蝕作用は充血、炎症、水疱、...
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家畜に対する中毒作用の差異 ~ 家畜の種類・年齢および大きさ・性・改良淘汰・個体

家畜の種類毒に対する感受性のうち第一に列するものは家畜の種類で、あるものには何ら影響を及ぼさないのに拘わらず他の動物に向い致命的な害作用を与える場合があります。例えばベラドンナは人に対し極めて有毒ですが犬猫および鳥類には有毒、馬および豚には...
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家畜に対する中毒作用の差異 ~ 毒の形状・用量・毒物の新旧・植物毒成分の変化・動物体より毒物の排泄

同じ毒物でもその作用が常に同一でなく種々の事情によって差違があります。その理由としては毒そのものの変化と家畜の感受性が挙げられます。すなわち前者にあつては毒の種類、形状、用量、新旧、用い方などで、後者は家畜の種類、年齢、性、強弱、素因などで...
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家畜中毒の原因 ~ 有毒動物の咬刺による中毒・色素毒による中毒・毒物混入の飼料、飲水による中毒・肥料による中毒・飼料に用いるものによる中毒・人工的中毒

有毒動物の咬刺による中毒これは比較的少く毒蛇をはじめ蜂、毛虫などがあり特に本邦ではクヌギケムシによる放牧馬の中毒があります。狂犬病は濾過性病毒による伝染病ですが咬傷による一種の中毒です。この他稀に芫菁や蜂類による家畜の中毒があります。色素毒...
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家畜中毒の原因 ~ 有毒植物による中毒・腐敗醗酵飼料による中毒・工業製造所付近に発生する中毒・薬品の過失による中毒・害虫・駆鼠剤による中毒・悪計による中毒   

有毒植物による中毒家畜は元来有毒植物を避ける本能を有しますが飢餓の場合や緑芻の欠乏したときは貪食して重症な中毒をおこします。たとえば早春の放牧や夏期旱魃期に当っては緑色、多汁植物を慕い中国地方の牛のネヂキ、北海道の牛のドクゼりおよび馬のエゾ...
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