家畜中毒

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植物中の主な青酸生成配糖体 ~ アオイマメ・モモ・ビワ・アマ・モロコシ

アオイマメ 五色豆 Phaseolus lunatus(Java heans)マメ科豆の色が黒、黄褐、白、赤褐、紫褐、黄色など種々あり五色豆といわれ、色によって毒成分の含量は次のように異なります。  斑点帯黄褐色0.336%、褐色0.326...
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植物毒中毒 ~ 青酸

青酸はシアン水素ガスHNCの水溶液ですが、化合物として存在します。植物中には青酸生成配糖体を含み酵素あるいは胃液塩酸によって遊離の青酸を生じ、劇しい毒作用を呈するものがあります。すなわち各種の生成配糖体は水分、咀嚼により動物体温と一致するよ...
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植物毒中毒 ~ サポニン(Saponin)

サポニン(Saponin)は一般に毒性があり、特に強烈なものをサポトキシンSapotoxinといい、比較的無毒なものと区別します。主として雙子葉竝に単子葉植物に含有し次の性質があります。 (1)水溶液は永続性の泡沫を生じる。(2)水溶液は辛...
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配糖体に属する有毒植物 ~ クロウメモドキ・ノイバラ

クロウメモドキ 鼠李 Rhamnus japonica クロウメモドキ科ノイバラ 営実 Rosa multiflora イバラ科果実にFlavonol配糖体に属するフェロールKämpferol生成配糖体を含有します。自然中毒はクロウメモドキ...
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配糖体に属する有毒植物 ~ タカトウダイ、大戟

タカトウダイ Euphorbia pekinensis var.japonensis タカトウダイ科トウダイグサ Eu.helioscopia、ノウルシ Eu. odenochlora、ナツトウダイ Eu.sioboldiana全草に苛烈性...
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配糖体に属する有毒植物 ~ イヌホオズキ

イヌホオズキ Solanum nigrum(Black nightshade)ナス科ヒヨドリジョウゴ(ホロシ)S.(Bittersweet)、マルバノホロシS.gracilescens、ジャガタライモS.tuberosum以上の各種には塩基...
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配糖体に属する有毒植物 ~ アセビ・ネジキ・レンゲツツジ・ホツツジ

アセビ(アセボ、ヨセビ、アセミ)馬酔木 Pieris japonicum シャクナゲ科ネジキ(カシオシミ)捻木 Xolisma elliptica シャクナゲ科レンゲツツジ(オニツツジ、ウマツツジ)、羊躑躅 Rhododendron jap...
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配糖体に属する有毒植物 ~ ジギタリス・キョウチクトウ・スズラン・オモト・フクジュソウ

(1)ジギタリスDigitarispurpurea(Foxgloves)ゴマノハグサ科、キバナジギタリス(D.lutea)、ケジギタリス(D.lanata)ジギタリス属には葉にジギトキシンDigitoxin C₄H₆₄O₁₃、ギトキシンGi...
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植物毒中毒 ~ 配糖体

酒糖体Glycosideとは稀酸、アルカリあるいは酵素によって加水分解される場合、一方では生成物に糖類やこれに関係のある炭水化物を生じ、一方に非糖体を生成するもので糖としてはブドウ糖がおおいため、Glycosideの名を得たものです。しかし...
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植物毒中毒 ~ バイケイソウ 山藜蘆 Veratrum album var. grandiflorum(White hellebore)、ユリ科

コバイケイソウ V.stamineumシュロソウ 藜蘆 V.nigrum var. japonicum以上のものにはプロトベラトリン Protoveratrin C₃₂H₅₁NO₁₁ エルビン Jervin C₅H₃₇NO₃、他に2種のアル...
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植物毒中毒 ~ イチイ(オンコ、アララギ)一位 Taxus cuspidata(Yew) イチイ科

葉および果実に含有し新葉におおい。主成分はタキシンTaxin C₃₇H₅₁NO₁₀およびタキシニンTaxinin C₃₀H₃₄O₈ならびにエフェドリンEphedrin C₁₀H₁₅NOで他に蟻酸と苛烈刺激揮発性のイチイ油があります。自然中毒...
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植物毒中毒 ~ ツゲ(ホンツゲ)黄楊木 Buxus microphylla var. suffruticosa(Bux)ツゲ科

主成分はブキシンBuxin C₉H₂₁NO₃でその他4種類のアルカロイドを含みます。葉および樹皮におおく、馬、牛、豚に中毒があり馬は葉を750g与えると死にます。症状ブキシンは神経中枢を麻痺する劇毒で、その主徴は下痢、疝痛、蹌踉より麻酔状態...
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植物毒中毒 ~ トリカブト(ウズ・ブシ)烏頭・附子Aconitum chinense ウマノアシガタ科

◎ヤマトリカブト(A.japonicum)◎レイジンソウ(A.lycoctnum)◎ハナカズラ(A.volubile)何れも全草有毒草ですが、根に多く、開花直前に多量です。主成分はアコニチンAconitinで本邦のものはヤパコニチンJapo...
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植物毒中毒 ~ ハウチハマメ(ノボリフジ)、ルーピン(Lupine)Lupinus perennsis、マメ科

キバナノハウチハマメ(Yellow lupine)L.Iuteusキバナノハウチハマメが最も有毒で総ての部分殊に種子に多いですが色々な事情によって差異があり甘ルーピンは飼料として無害に利用されます。本毒は乾燥によるも無毒とならない。毒成分は...
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植物毒中毒 ~ クララ(クサエンジュ)・エニシダ・ハリエニシダ・キンレンカ

クララ(クサエンジュ) 苦参Sophora angustifolia マメ科、根および種子に夫々マトリンMatrin C₅H₂₄N₂O約2%、種子にチチシンCytisin C₁₁H₁₄N₂Oを含みます。エニシダ Cytisus scopor...
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植物毒中毒 ~ ケシ(Papaver somniferum(garden poppy)、ケシ科

他にオニゲシ(P.orientale)、ヒナゲシ(P.rhoeas)などがあります。25種内外のアルカロイドを含有し、阿片アルカロイドと呼ばれます。主成分はモルヒネMorphin C₁₇H₁₉NO₃で開花より結実のはじめに多く含有し、3~2...
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植物毒中毒 ~ チョウセンアサガオ(キチガイナスビ、マンダラゲ)Datura alba、ナス科

他に洋種チョウセンアサガオD.tatula、白花洋種チョウセンアサガオD.stramonium、ケチョウセンアサガオD.metelなどがあり、同じ成分を含むものにハリドコロScopolia japonicaがあります。主成分はヒヨスチアミン...
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植物毒中毒 ~ タバコ(Nicotiana Tabacum、ナス科)

ニコチンNicotin C₁₀H₁₄N₂を主とし他にニコチアミンNicotiamin、ニコテンNicotenおよびニコテリンNicoterinを含みます。ニコチンは葉に多く、生葉中に1.5~3%位です。また、マルハタバコは最も含有率が多く1...
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植物毒中毒 ~ アルカロイド

家畜における中毒は有毒植物によるものが最も多く、次いで鉱物毒です。調査によれば東亜で約900種を算し、比較的種類の少ない本邦でも300種近く達します。これらの分類はいろいろな点からなされますが、中毒の診断や治療から考えると、毒成分の科学的分...
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家畜中毒 ~ 対症療法・全身療法

診療時における中毒家畜は、一般に比較的重症となったものに遭遇し、直ちに対症療法を実施しなければならないことが多い。すなわち、一般療法の実施は一に対象となった家畜の病状によって決定されるものであり、この場合は先ず対症的に処置しついで上記のよう...
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家畜における中毒療法・化学的ならびに物理的解毒法 ~ PAM

2-pyridine aldoxime methiodideの略で、コリンエステラーゼChEを復活して遮断された自律神経を恢復させるもの、特にパラチオン系の農薬中毒に対し、アトロピンよりも遥かに優れ、また副作用も少ない。PAMの性状PAMは...
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家畜における中毒療法・化学的ならびに物理的解毒法 ~ Ca EDTA

calcium disodium ethylenediamine-tetra-acetateの略でEDTAにカルシウムの入ったもので、重金属(鉛、バナジウムなど)と醋酸を作り、尿から排泄するので、これらの解毒薬または放射性物質の排泄剤として...
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家畜における中毒療法・化学的ならびに物理的解毒法 ~ BAL

BALについてバルは砒素ガス(ルイサイト)に対するSH反応学説に基づく解毒薬としてPeter氏によって創製されたもので、British Anti leuisiteの頭文字から命名されました。性状 主成分は、2-3 Dimercapto-pr...
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家畜における中毒療法 ~ 科学的ならびに物理的解毒法

科学的ならびに物理的解毒法これに属するものは受容した毒物を分解するか若しくはこれと化合して毒性を無毒とするか叉はその毒力を減少するものならびに粘滑包摂剤、吸着剤などを利用して毒物の吸収を防止する方法です。中和または無毒物質に変ずるものもっと...
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家畜における中毒療法 ~ 原因療法

毒物除去法これに属するものは受容した毒物を器械的に排除するもので吐剤、胃洗浄、下剤、利尿剤、瀉血、発汗などがあります。吐剤 中毒の極初期には極めて有効ですが、家畜では犬、猫、豚以外は不可能です。若し吐剤のない場合は、犬に食塩または芥子紛1~...
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家畜における中毒療法 ~ 治療法

家畜における中毒療法の第1要件は先ず原因を除去することです。すなわち飼料の変換、放牧地や原野における毒植物の除去回避を行い中毒被害を防ぐと同時に病畜個体に対しては速やかに一般療法を実施します。勿論原因が明瞭なものには直ちに有効適切な特殊原因...
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中毒の診断 ~ 生理的診断

生理的診断アルカロイド、配糖体などのあるものは実験動物に対し特異な中毒症状を発現します。故に抽出物を注射してその反応を検することにより極めて確実に診断し得るものがあります。殊に科学的に明らかな反応がなく毒物が本診断の範囲に在ると思われる場合...
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中毒の診断 ~ 病理解剖的診断・科学的診断

病理解剖的診断剖検上の変化を以て中毒を判定し得る場合は甚だ少なく、多数の毒物、例えば麻酔毒の全部は生体に向って著しい変状を示し、臨床上の診断は容易ですが剖検上ほとんど認むべき変化のない場合が多く、寧ろこれが一つの特徴として中毒を証明する材料...
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