中枢神経系

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全身麻酔(general anesthesia) ~ 全身麻酔は投与された麻酔薬によって中枢神経の機能が可逆的に抑制された状態

全身麻酔の要件全身麻酔は投与された麻酔薬によって中枢神経の機能が可逆的に抑制された状態ですが、その要件として次の4つがあげられる。意識消失(loss of consciousness)、無痛(analgesia)、筋弛緩(muscular ...
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麻酔の種類 ~ 麻酔薬の作用によって中枢神経系の活動を一時、可逆的に抑制する方法

麻酔薬の作用によって中枢神経系の活動を一時、可逆的に抑制する方法で、麻酔薬の投与経路によって、次のように分類されます。●吸入麻酔(inhalation anesthesia)●静脈麻酔(intravenous anesthesia)●筋肉内...
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その他の鎮静催眠薬 ~ ブロム塩 ~ フェノバルビタール ~ アモバルビタール

ブロム塩(bromide)ブロム塩は古くから用いられている鎮静催眠薬ですが、連続投与すると脳組織内のC1⁻と置換して蓄積するために中毒することがあるので短期投与だけに用いる。通常サルチル酸ナトリウムとの配合剤(ザルブロ製剤)として急性発熱性...
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キシラジン(xylazine) ~ 鎮静催眠作用とともに筋弛緩作用と鎮痛作用とを持つ動物専用薬

鎮静催眠薬(sedatives and hypnotics)鎮静作用とは動物の自発運動を低下させる作用であり、催眠とは動物を睡眠させる作用です。下記の薬物は小用量で鎮静作用を、高用量で催眠作用を示すが、さらに用量を上げても麻酔状態(強い刺激...
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ジアゼパム(diazepam, 向神経薬) ~ 薬用量を犬に投与すると3~5時間にわたって鎮静作用と筋弛緩作用が認められる

ベンゾジアゼピン系鎮静薬の代表的薬物。薬用量を犬に投与すると3~5時間にわたって鎮静作用と筋弛緩作用が認められる。多シナプス性反射が強く抑制される。臨床応用では主として犬猫に対して、鎮静薬、麻酔前投与薬、抗痙攣薬として用いられる。作用機序ベ...
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その他の注射麻酔薬 ~ ドロペリドール・フェンタニル配合剤 ~ チレタミン・ゾラゼパム配合剤 ~ メトミデート ~ プロポホール

ドロペリドール・フェンタニル配合剤(droperidol-fentanyl)フェンタニルはモルヒネの100倍の鎮痛作用を持つ麻薬鎮痛薬であり、ドロペリドールはクロルプロマジンの100倍の効力を持つ神経弛緩薬です。ヒトではこの配合剤の投与によ...
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蘇生薬(analeptics) ~ 蘇生薬とは呼吸が著しく抑制された時に用いる呼吸中枢興奮薬

麻酔事故では人工呼吸による呼吸の確保と輸液が治療の原則ですが、緊急治療には呼吸興奮薬も用いられる。蘇生薬(analeptics)蘇生薬とは呼吸が著しく抑制された時に用いる呼吸中枢興奮薬です。代表的薬物にドキサプラムとジモルホラミンがある。体...
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バルビツール酸誘導体(barbiturates, バルビツレート) ~ 動物に使用されるバルビツレートは主としてチオペンタール、ペントバルビタール、フェノバルビタール

注射で投与される麻酔薬のうちバルビツール酸誘導体では吸入麻酔に近い麻酔状態が得られるが、その他の薬物では一般に麻酔が不完全です。吸入麻酔と異なって、いずれの薬物も薬物受容体に働くので特異性があり、比較的小用量で用いられる。利点・欠点注射麻酔...
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ケタミン(ketamine) ~ ケタミンは猫属動物に対する安全性の高い麻酔薬です。また猿類に対しても安全性が高い

ケタミンはカタレプシー麻酔薬とか解離性麻酔薬(dissociative anesthetics)と呼ばれている。解離という用語は、投与されたヒトが周囲の環境からの解離感を経験することから使われてきました。同効薬のフェンサイクリジン(phen...
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亜酸化窒素(nitrous oxide,笑気) ~ 麻酔力の強い他の麻酔薬と混合して用いる

無色、甘味臭のある気体で引火性・爆発性はない。麻酔の専門家は単にガスと呼んでいる。麻酔力は弱く、高濃度(85%)の吸入によっても麻酔期第一相までしか進行しない。高濃度では酸素欠乏症になるので30%以上の酸素を混入する。亜酸化窒素70%、酸素...
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エンフルラン(enflurane) ~ イソフルラン(isoflurane)

エンフルランとイソフルランはエチルメチルエーテルのハロゲン誘導体で、いずれも無色の液体で引火性がなく、酸素混合気にも爆発性がない。ゴムにあまり吸収されず、ソーダライムによっても分解されない。麻酔作用馬と犬猫に対する麻酔力はハロタンより弱い。...
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エーテル(ether) ~ 麻酔力はかなり弱く、導入に要する時間も長い

医薬品のエーテルはジエチルエーテル(diethyl ether)です。無色の液体で、低比重(0.6)で沸点が低い(35℃)。その蒸気は引火性です。エーテル蒸気は空気より重く(2.56倍)、床や卓を覆うので、引火の危険が大きい。水への溶解度は...
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ハロタン(halothane) ~ 強力な麻酔薬であり多くの動物種の麻酔に有用です

揮発性の液体で比重1.86、沸点50.2℃、不燃性で酸素混合気にも爆発性はない。通常の麻酔器には4%までの気化器が付属していますが、豚の麻酔には6~8%の気化器が必要です。中枢神経系に対する作用麻酔力はエーテルの5倍程度で導入速度が速い。鎮...
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吸入麻酔薬の麻酔力(MAC)

最小肺胞濃度MAC(minimum alveolar concentration)は動物に麻酔薬を吸入させたときに、痛覚刺激に対する肉眼的反応が消失する肺胞内濃度であると定義されている。MACの測定実際にMACを測定するには次のような試験を...
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麻酔前投与薬(preanesthetic agents) ~ 全身麻酔の直前に投与される麻酔強化薬や副作用拮抗薬

麻酔前投与薬とは全身麻酔の直前に投与される麻酔強化薬や副作用拮抗薬です。全身麻酔では無意識・鎮痛・低反射・筋弛緩が要求されますが、現在用いられている全身麻酔薬で以上の条件を全て満足し、十分な麻酔強度と安全性のある薬物はない。したがって目的と...
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吸入麻酔薬の体内動態 ~ 吸入麻酔薬は気体や蒸気として空気または酸素と混合され、吸気として気道を通って肺胞に入って吸収されて血液中に入り、全身に分布する

吸入麻酔薬は気体や蒸気として空気または酸素と混合され、吸気として気道を通って肺胞に入って吸収されて血液中に入り、全身に分布します。さらに、麻酔薬の吸入を止めた時点からはこれらの過程を逆方向に進行して麻酔薬を気体として呼気中に排出し、麻酔から...
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吸入麻酔薬の作用機序(theories of anesthesia) ~ 吸入麻酔の方法

MeyerとOvertonは別個に”麻酔薬の強さは油への溶解度と比例する”との学説を提出した。事実多くの麻酔性気体の麻酔力(MAC)と(オリーブ油)/(水)の分配係数を調べてみると両者に比例関係があることがわかる。吸入麻酔薬の脳内麻酔濃度は...
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中枢神経系作用薬の分類 ~ 中枢神経系に作用する薬物は抑制的に作用するか興奮的に作用するかによって分類する

中枢神経系に作用する薬物は抑制的に作用するか興奮的に作用するかによって分類する。中枢神経抑制薬(CNS-depressants)全身麻酔薬吸入によって投与する薬物と注射で投与する薬物がある。両者は作用の特異性の点で著しく異なる。鎮静催眠薬注...
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吸入麻酔薬(inhalation anesthetics)の共通的性格

●全身麻酔薬(general anesthetics)全身麻酔はその投与によって①意識の喪失、②痛覚の喪失、③筋弛緩、④低反射性が可逆的に得られる薬物です。このような麻酔状態は外科手術に必要であり、一般に吸入麻酔によってほぼ達せられる。手術...
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神経伝達物質(neurotransmitters)

●中枢神経系の生理活性物質脳脊髄に存在する活性物質で、一部のニューロンの活性に特異的な影響を及ぼす物質は極めて多い。これらの物質はその存在形態や作用から次の4種類に分類される。神経伝達物質(neurotransmitters):シナプスにお...
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