出血局所に適用する止血薬の種類も多い。古くは塩化第二鉄による局所凝固法が用いられたし、皮下血管の出血に対するエピネフリン液の適用は現在でも用いられています。
いずれにせよ薬物による局所止血は有効性の高い方法ではない。
トロンビン、フィブリノーゲン(thrombin, fibrinogen)
牛由来のトロンビンや人血漿由来のフィブリノーゲンが粉末製剤になっている。
生食水に溶解して出血局所に散布する。
吸収性ゼラチンスポンジ(absorbable gelatin sponge)
コラーゲン由来のゼラチンをスポンジ状にした製剤。
生食水を含ませて創傷部や手術創腔に適用する。
血液吸収能が高く、機械的に止血する。
ゼラチンは徐々に吸収される。
酸化セルローズ(oxidized cellulose)
セルローズの一部の糖が酸化されてセルロイン酸になっており、赤血球と結合して凝固も促進する。
スポンジ状やガーゼ状に作られており、外科手術の創腔充填に用いる。
外傷の表面に用いるのは適切でない。

