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筋弛緩薬の臨床使用

ダントロレン 自律神経節と神経筋接合部

 
 

d-ツボクラリン

 
 
dTCは外科手術での利用が多い。①腹腔深部手術など、周囲の骨格筋の弛緩が必要な手術、②四肢の整形外科手術、③気管カニューレ挿入(豚など)、④軽麻酔法、⑤人工呼吸時の自己呼吸の麻酔。
 
 
小動物臨床ではパンクロニウムが用いられる事が多い。
 
 

スキサメトニウム(SCC)

 
 
SCCは①大中動物の保定、気管カニューレ挿入、②野生動物捕獲の麻酔銃に用いる不動化薬として用いる。③安楽死のための使用は非人道的です。
 
 
④外科手術での使用にはモニター・自動注入装置が必要です。
 
 

筋弛緩作用のあるその他の薬物

 
 
ボツリヌス毒(botulinus toxin):(Clostridium botulinum:クロストリジウム・ボツリヌス)が生産する外毒素で、鈍化された毒素はすべての化学物質のうちで最も強い毒性を持っており、20gのマウスの致死量は5×10⁻¹²gだと報告されています。
 
 
実験動物に投与すると下行性の筋麻痺から呼吸困難で死亡する反応が認められ、ヒトに於ける中毒症状と一致する。
 
 
この毒素は末梢神経系の全てのコリン作動性線維の末端からのアセチルコリン遊離を特異的に抑制する。したがって運動神経、自律神経節前線維およびコリン作動性節後線維には同様に作用するが、アドレナリン作動性線維には作用しない。
 
 

ダントロレン(dantrolene)

 
 
筋繊維の興奮・収縮連携を抑制して筋弛緩作用を示す薬物。刺激によって発生した筋電位は横管系を通じて筋小胞体に伝えられ、小胞体からCa²⁺が放出されて筋繊維が収縮する。
 
 
ダントロレンは筋小胞体からのCa²⁺の放出を抑制する。
 
 
攣縮筋が最も感受性が高く、緊張筋は感受性が低い。心筋は極めて感受性が低く、平滑筋は全く反応しない。
 
 
豚の悪性発熱の発症予防薬として用いられたことがある。

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