ペンタゾシン(pentazocine,向神経薬)
ペンタゾシンは麻薬拮抗薬として開発された薬物ですが拮抗力は部分的で弱く、寧ろオピオイド作動作用が強い。
ヒトに依存性を生ずる作用は極めて弱いので法律上の麻薬には指定されていない。この種の薬物は強力鎮痛薬とも呼ばれ、使用に麻薬免許は必要でないが、向神経薬としての規制を受ける。
鎮痛効果はモルヒネの1/2程度であり、平滑筋や呼吸に対する作用も類似します。
ヒトに対しては半減期が2時間であり、筋注後、1時間で最高効果になり、4~5時間の効果が期待できます。
犬に用いた場合、鎮静作用はほとんど認められず、鎮痛作用も1時間以内に消失する。馬や豚でも鎮痛作用が期待できるが、牛には無効です。
ブトルファノール(butorphanol,非麻薬)
この薬物は鎮痛作用が強く、また犬猫に於ける半減期が長く、1回の投与で6~8時間の鎮痛が期待できる。
呼吸抑制作用もモルヒネより弱く、安全性も高い。
ブトルファノールは単独またはキシラジンとの併用で牛の鎮痛剤として有効です。
フェンタニル(fentanyl,麻薬)
強力な鎮痛作用を持つ薬物で、ドロペリドールとの配合剤として、また単独で用いる。

