セキセイインコの巣引

セキセイインコの巣引
セキセイインコの巣引

セキセイインコは夫婦仲の良い鳥ですが、いつになっても夫婦にならない仲の悪いものもありますから、同居させても仲の良くならない物は又、別のものと一緒にしてみるのが良いでしょう。


セキセイインコだけでなくインコ類は、産卵する巣箱の選び方がやかましく、自分の好きな巣箱でないと産卵しませんから、禽舎に雑居させて繁殖させる時には1ペアに対して2個ぐらいの割合で、巣箱を掛けてやります。


巣箱の位置は禽舎の奥の一番上に並べて取り付けます。セキセイインコの巣引には、餌などはそのままにして、巣箱だけ与えれば良いのです。雛は18~20日ぐらいで産まれ、巣箱の中で親鳥に育てられ、30~35日目には巣箱の穴から親鳥とあまり変わらない姿で出てきます。


此の雛が6ヶ月もすると、産卵するようになります。非常に神経質ですから卵を抱いている間は、絶対に巣箱を触ったり産座の前の戸を開けたりしてはなりません。


セキセイインコの巣箱についてですが、巣箱は2段になっていて、上の穴から入り下が産座です。此れは原産地でゴムなどの木の洞に産卵する習性によるものです。


卵を産むところは、底板を皿状に掘ったものだけです。そこに3~5個の卵を産みます。抱卵が始まると雌は巣箱から出てきませんので、雄は雌の為に餌を運ぶのが仕事になります。


並セキセイインコも高級セキセイインコも、夏の暑い時期だけは卵を産みませんが、それ以外の時期は殆ど休みなく産みます。従って年間30~50羽の雛をとることは難しくありません。


セキセイインコの巣引で最も恐ろしいのは【コロ】と呼ぶ脱毛症の雛が産まれる事です。此れには色々な原因がありますが、遺伝的なものがかなり強いようです。


此れを避けるためには、近親繁殖を絶対に避ける事です。また、蒸し暑い時の雛に良く発生することがありますので、この時期の巣引はやめるのが良いでしょう。

NEXガード
キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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