小鳥の疥癬症の治療薬イベルメクチン・ドロップス

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疥癬症の治療薬
疥癬症の治療薬

イベルメクチン・ドロップスは、小鳥の中でも特にセキセイインコに多く見られ、口角やろう膜、脚などに軽石状の特徴的な皮膚症状を形成する疥癬症の治療薬です。


小鳥の疥癬症は、体長わずか0.3-0.4mmで、交尾以外のすべてを宿主の皮膚に空けた穴の中で生息するトリヒゼンダニの寄生が原因となって発症します。

トリヒゼンダニ
トリヒゼンダニ

トリヒゼンダニ感染症
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発症に伴い激しい痒みが引き起こされるため、小鳥が顔や足を止まり木やケージ、そしてエサ入れなどにこすり付ける様子がみられるようになるほか、くちばしやろう膜(鼻の周辺)、そして脚の鱗などに白っぽい小さな穴が無数にあいた軽石のような病変が形成され、症状の進行に伴って顔や脚全体に広がっていきます。


また重度になると、くちばしや爪の変形、脱落が起こり、エサがうまく摂取できなくなることによって衰弱死することもあるとされています。


疥癬症の治療は原因となるトリヒゼンダニを駆虫することが必要不可欠ですが、このトリヒゼンダニの駆虫に優れた効果を発揮するのがマクロライド系駆虫薬のひとつであるイベルメクチンを有効成分とするイベルメクチン・ドロップスです。


トリヒゼンダニに対するその駆虫作用は詳しくは解明されていないものの、トリヒゼンダニの運動神経における正常な情報伝達を遮断し、まひ状態を引き起こす作用が駆虫効果につながっているのではないかと考えられています。


一般的に小鳥の疥癬症はトリヒゼンダニの駆虫効果のある薬剤の使用によって良好に治癒するとされています。


しかし中にはストレスや免疫力の低下などによって再発する場合もあるため、回復後も慎重にその経過を観察する必要があります。


またケージや止まり木を定期的に殺菌消毒し、常に清潔に保つことを心がけるほか、新しい鳥との接触前には検診を受けさせるなどの予防策をとることも大切です。


使用方法

※下記はイベルメクチン・ドロップス使用におけるガイドラインです。実際の使用量や投与は獣医師の指示に基づいて行なってください。


基本的に、体重50gにつき1滴を1週間に1回の頻度で3週間、肩甲骨の間に滴下します。

◎投与量◎
体重50g→イベルメクチン・ドロップス1滴
体重100g→イベルメクチン・ドロップス2滴
体重200g→イベルメクチン・ドロップス4滴
体重400g→イベルメクチン・ドロップス8滴
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