鳥類の簡単な人工授精法

鳥類の簡単な人工授精法
鳥類の簡単な人工授精法

簡単な人工授精法は家禽、雉類、水鳥類の多産に役立ちます。それには、実際の操作法と鳥の解剖学の知識があれば十分です。繁殖家は自分の飼っている優秀と思う鳥から雛がとれない時は失望しますが、その理由は、鳥が臆病であるとか物理的な制限、例えば環境が適さないとか、鳥が雌雄気が合わない為とかで交尾をしない時とか、または栄養とか、年齢から来る原因、飼い主の集卵とか、飼い方の誤り、抱卵方法など様々な原因があると思います。


他の条件が凡て適当と思われるのに、鳥が繁殖しない場合に、人工授精法の実施が役に立ってくれるのです。人工授精法は多くの種類の鳥に実施できる比較的簡単な操作ですが、習熟を必要とし、適切な準備が必要です。

人工授精の器具
●ガラスの眼科用コップ
●薬液滴下器
●1ccのプラスチック・シリンジ
●ガラス棒
若し助手が1人いれば、これだけが人工授精に必要な器具の全てです。


また此れは鳥そのものが不健康であったり、また遺伝的な致命傷、飼い方の欠陥、操作の不十分があった場合には其れを打ち勝つ事は出来ませんし、また、胚の早期の死を止める事はできません。


人工授精は科学というより寧ろ技術です。この操作は高度の技術を必要としないのですが、鳥の解剖学の知識が必要です。成功は実施者の練習と忍耐に掛かっています。


野生鳥や野生水鳥の繁殖家は最初に普通の家禽でよく練習をしておくことです。これにはバンタムや矮鶏をおすすめします。人工授精に必要な十分の器具は簡単で、画像の仕組みです。


精液注入のスタンド

鳥類の簡単な人工授精法
鳥類の簡単な人工授精法

これは1人で精液を採取し、それを雌に注入することが出来ます。ガラス管の中へ前もって一定量の精液を入れておいて、このガラス管を雌の輪卵管の入口に接続します。施術者は足で下のゴム球を踏んで精液を輪卵管へ強制して注入します。


これは、小数羽の鳥の人工授精に最も良く使用され満足な結果が得られます。(より複雑な装置、即ち、注射銃、吸出し器、精液を入れる恒温容器等は、時として大規模な商業的な操作にて使用されます)


大きい方のスタンドの装置は、一人でできる人工授精装置を示したものです。

NEXガード
キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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