鶏コクシジウムの予防・治療・対策~その2

鶏コクシジウムの予防・治療・対策~その2
鶏コクシジウムの予防・治療・対策~その2

鶏コクシジウムの概要

コクシジウム症はアイメリア属原虫によって起こります。鶏に寄生のアイメリアは8種あり、種によって症状、寄生部位、病変が異なります


鶏の疾病の中で最も被害が大きいものの一つで、オーシストの経口的摂取によって感染が成立します。種々の下痢、食欲不振、廃絶、体重減少などの症状で、死亡も認められます。


鶏の日齢、性別、品種に関係なく発生し、特に平飼いの鶏舎で発生しやすいとされています。

鶏コクシジウム症の予防

各種合成抗コクシジウム剤(普通の餌に含まれている)及びイオノフォラス抗生物質が予防剤として使用できます。さらに薬剤耐性コクシジウムが増加しているため有効な予防剤を選択する必要があります。


薬剤耐性株の増加を防ぐために、一定期間ごとまたはシーズンによって使用薬剤を変える必要があると思います。また、生ワクチン(唯一の混合ワクチン)の接種を利用することもオススメです。

鶏コクシジウムの治療

サルファ剤またはサルファ剤とピリミジン系薬剤との合剤が用いられます。野外ではサルファ剤耐性株が増加しているため、合剤を用いた方が効果的です。(エクテシン散等)


サルファ剤の入手ですが、動物病院で購入(取り寄せ)。

鶏コクシジウムの対策

感染源であるオーシストの熱湯による加熱消毒が最も有効です。消毒剤としてはオルソジクロロベンゼン製剤が有効ですが、胞子形成オーシストを殺滅するためには5~6時間を要するために踏み込み消毒槽に使用します。オーシストを鶏舎に持ち込まないために鶏糞の掃除などの飼養管理を徹底する必要があります。

鶏コクシジウムの診断と要点

●コクシジウム症はアイメリア属原虫による血便などの下痢を主徵とする疾病

増体減少、貧血、産卵低下を示し、血便を見られるものでは高死亡率

●盲腸の出血・壊死・腫大または萎縮、チーズ様疑塊物

●小腸の出血・壊死・腫大・不透明白色化・粘膜の点状・破線状壊死

●腸粘膜からの原虫や糞便中のオーシストの検出によって診断

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